こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- ニートがプログラマーに向いている9つの理由
- おすすめのプログラミング言語
- プログラマーになる際の注意点
- プログラマーに就職するステップ
- ニートが実際にプログラマーを目指して思ったこと
この記事を書いている私は実際にニートを体験し、今はプログラマーとして働いています。
ニート期間にプログラミングの勉強をしていて、「ニートはプログラマーに向いているなと」感じました。
脱ニートを目指してたどり着く選択肢のひとつがプログラミングですが、果たしてニートがプログラマーってどうなのか、現実的に可能なのか、実際に経験して感じたことを紹介します。
ニートがプログラマーに向いている9つの理由
ニート期間にプログラミングを勉強して感じた利点は次のとおり。
- お金がなくても学べる
- 圧倒的な時間がある
- 就職難易度が低い
- 体力がなくても働ける
- 資格がいらない
- コミュニケーションは最低限でいい
- 手に職がつく
- 業界に将来性がある
- 在宅勤務ができる
順番にみていきましょう。
お金がなくても学べる
ニートをしているわけなので当然お金はできるだけ使いたくないですよね。
今の時代、プログラミングの勉強は無料でいくらでもできるので、お金をかけずにスキルを身につけることができます。
最近では無料のプログラミングスクールもある
プログラミングスクールが流行していますが、無料で通えるスクールも増えてきています。
体験もできるので、お金をかけずとりあえず試せるのが嬉しいですね。
おすすめの無料・格安スクールは以下の記事にて紹介しています。
圧倒的な時間がある
ニートの一番の利点です。
プログラミングに限らずですが、ひとつのスキルを習得するには約300時間必要だといわれています。
仮に1日8時間勉強したとすれば1ヶ月ちょっとで達成できますね。
よりやる気があって時間を使える人であれば1ヶ月もかからずに基本はマスターできるでしょう。
1日8時間は長いと感じるかもですが、社会人の勤務時間と同じなので十分可能です。
私もニート期間が3ヶ月ありまして、その間に独学をしていました。
適度に休憩を挟みつつの学習だったので時間はかかりましたが、3ヶ月で基本的なことは覚えることができました。
まとまった時間がとれる今だからこそ、プログラミングの勉強を始めましょう。
就職難易度が低い
意外かもしれませんが、プログラマーは就職難易度が低いです。
基本的にはスキルさえあれば、学歴や職歴は問われないことが多いです。
その理由は、IT業界は圧倒的に人材が不足しているから。
2019年の情報にはなりますが、「IT人材需給に関する調査」が発表されています。
引用:経済産業省委託事業 みずほ情報総研株式会社 IT人材需給に関する調査
こちらによると、約10年後には最大79万人のIT人材が不足するという結果になっています。
ITの人材不足は以前からも指摘されており、プログラマーの確保はどの企業も苦労しているようです。
金融系などの一部の業界は、学歴フィルターがあって就職できるのは一部のエリートのみですが、IT業界はこういった背景から未経験でも採用してくれる企業も多くあります。
体力がなくても働ける
体力に不安がある人も多いかと思います。
実際私もニート期間中ほとんど外にでず運動もしていなかったので…。
今まで出会ってきたプログラマーをみても、運動好きな人はかなり少数派でした。
基本的にプログラマーはオフィスでPCに向かってカタカタしている仕事になるので体力がなくても働けます。
実際プログラマーとして働いてきた経験からいっても、そこまで体力を使うような場面はありませんでした。
注意としては、プロジェクトが炎上した時などは一時的に残業や休日出勤が発生する場合があります。
とはいえ、基本的には通勤に耐えられるだけの体力があれば余裕です。
資格がいらない
なんとプログラマーになるために特別な資格は一切いりません。
スキル重視なので、資格よりもどんなスキルを持っているかで判断されます。
資格をとる必要がないので、使える時間をすべてプログラミングの勉強に使うことができて効率がいいです。
資格の詳細に関しては、エンジニアに資格はいらない?必要ない理由を現役エンジニアが解説しますに詳しくまとめているのでご覧ください。
コミュニケーションは最低限でいい
営業職のようなコミュニケーション能力は必要ありません。
基本的には黙々と作業することが多いので最低限のコミュニケーションで済みます。
とはいえ最低限のコミュニケーションは必要
まったく必要ないというわけではないので注意です。
メインの作業はプログラミングですが、どんなものを作るのか、作業中にでた疑問点などはしっかりコミュニケーションをとって解決しないといけません。
チャットで伝えるという方法もあるかもですが、仕事をする上で最低限のコミュニケーションはどうしても必要になります。
とはいえ日常会話ができれば問題ないので、まったく喋れないとかでなければ大丈夫です。
手に職がつく
プログラミングは立派なスキルなので、習得すれば今後の人生において確実に生きやすくなります。
プログラミングは資格も学歴も関係なく誰でも習得できるので、未経験に優しいスキルですね。
これからの仕事に困らなくなるほか、副業との相性もいいため収入を上げていきやすくなるメリットもあります。
» 手に職をつけたい高卒の女性におすすめの職業3つ!コツや費用・期間も解説
業界に将来性がある
IT業界は年々規模が拡大していて、これからも大きくなっていくといわれています。
プログラミングのスキルも需要が高まっていくと思いますし、IT業界の知識があると、これからの時代に強い人材になることができます。
» エンジニアは将来なくなるといわれる理由【でも目指すべき】
在宅勤務ができる
会社に行くの、嫌ですよね。わかります。
会社にもよりますが、プログラマーは在宅勤務率が高い職業です。
パソコンとネットがあれば仕事ができるので、リモートで仕事をしている人も多くいます。
ちょっとサボれたりしますからね。(コラッ
とはいえ、会社によっては在宅勤務をしていないところもあるので確認が必要です。
» 女性におすすめ!手に職がつく仕事厳選5選!【在宅でできるものをまとめました】
プログラマーの仕事内容は?
ここまでプログラマーに向いている理由を説明しましたが、そもそもどんな仕事なのかをイメージできているでしょうか?
「こんなはずじゃなかった…」とならないように、簡単に紹介します。
プログラマーはその名の通り、プログラミングをする人です。
SE(システムエンジニア)という人からシステムの設計書をもらって、その設計書どおりにプログラムを作る人というイメージですね。
基本的には指示されたことをこなす内容で、1日中パソコンとにらめっこしている感じです。
特別難しいスキルは必要なく、すごいプログラムが組めなくても働けます。
基本的なことをマスターしていればOKですね。
簡単にプログラマーの仕事の流れを紹介すると次のとおり。
- 調査:開発に必要な情報を収集する
- 設計:具体的にどうプログラムにするか考える
- 実装:実際にプログラミングする
- 検証:動作テストをする
- 反映:システムをリリースする
大体こんな感じ。
この工程の繰り返しでシステム開発をしていきます。
プログラミングをするだけではなく、どうやって作るか、作るために何が必要を考える力も必要になってきます。
とはいえこれは慣れの問題なので、練習さえすれば誰でもプログラマーの仕事はこなせるようになります。
ニートにおすすめのプログラミング言語
プログラミングには言語という方言のようなものがあります。
未経験におすすめなのは次の3つ。
- PHP
- Swift
- Java
簡単に紹介します。
PHP
PHPはWeb系の開発で使われる言語です。
ホームページを作りたい方はPHPを学ぶことをおすすめします。
- 他の言語に比べて習得しやすい
- メジャーなので情報が豊富
- 案件が多い
これらのメリットがあるので初心者におすすめできる言語です。
有名なWordPressやショッピングサイトでもPHPが使われていて、こういった改修案件は非常に多いため重宝されるスキルになります。
iPhoneやAndroidのアプリは作れませんが、Web制作に特化しているのが特徴です。
PHPの独学をしてみたいという方は、こちらの記事で紹介しています。
Swift
iPhoneやMacのアプリ開発で使用されるのがSwiftです。
Swiftは2014年にAppleから発表されたばかりの言語ですが、かなりの人気があります。
なぜなら圧倒的に読みやすく、書きやすい言語だから。
新しい言語なので、色んな言語のいいとこ取りをして作られており比較的わかりやすい言語です。
そのため初心者にとっても学習しやすい言語として認知されています。
日本ではAndoroidよりもiPhoneのほうが普及率が高いので、アプリ開発をしたいのであればSwift一択だと思います。
Java
なんでも作れるのがJAVAです。
JAVAは開発市場でもっともシェアが高い言語で、色んなものに使われています。
例えば金融系のWebシステムであったり、Andoroidのスマホアプリですね。
活用シーンが多いので就職でも有利になりますし、仕事の幅も広がります。
ただひとつ注意点としては、習得難易度が高いことです。
他の言語に比べて覚えることが多く、初心者が独学で勉強しようとするとほぼ確実に躓きます。
学習の際はスクールなどを活用するのがいいでしょう。
Webなのかアプリなのか、何を作るか決まってないけどとりあえず学んでみたいという人におすすめです。
詳しくは、【初心者向け】プログラミング言語の選び方【後悔しないための選定基準】もご覧くださいね!
ニートがプログラマーになる際の注意点
ニートからプログラマーになって後悔しないためのポイントを3つ紹介しておきます。
- SESには注意する
- 収入が高いとは限らない
- 努力が必要
SESには注意する
SES系の企業には注意が必要です。
システムエンジニアリングサービスの略。客先常駐型のプログラマー派遣会社のこと。
SESの労働環境は派遣先に左右されるので、ホワイトなところもあればブラックなところもあります。
運ゲー要素が強く、2,3年で7割が辞めるといわれています。
がんばってプログラマーになってもこれでは意味がないですよね。
自社開発企業がおすすめ
未経験であれば自社開発企業をおすすめします。
なぜなら、労働環境が変わらず、スキルアップも目指しやすいからです。
自社のサービスを開発・運用する会社。yahooやメルカリ、サイバーエージェントなどが有名。
派遣のように数年おきに職場が変わったり、がんばっても評価されないのは悲しいですよね。
また、一からサービス開発に関われるので、プロジェクトの立案からリリースまで経験できますし、よりユーザーに満足してもらうために自らの意見を取り入れることもできます。
こうした経験を積んだ人材は貴重なので市場価値もどんどんあがっていきます。
収入が高いとは限らない
悲しい現実なんですが、未経験からプログラミングで年収1,000万とかはかなり難しいです。
他の業界と比べるとIT業界は高いかもですが、いきなり高収入になれるというわけではありません。
一般的な企業と同じくらいか、少し高いぐらいと思っておいていいでしょう。
IT土方という言葉があるように、会社によっては低賃金で買い叩かれたりもしているので、入る会社は慎重に選ばないといけません。
とはいえ、高収入が絶対不可能というわけでもない
フリーランスとして高単価な案件を安定してとれる人であれば全然可能です。
ただ、フリーランスとしてやっていくためにはある程度のスキルと人脈が必要になってくるので、未経験でいきなりフリーランスは現実的ではないかなと思います。
会社でスキルと人脈を手に入れてからという人が多いですね。
努力が必要
プログラミングスキルは簡単に習得できるわけではありません。
圧倒的な努力で継続してやっと習得できるものです。
※そもそも誰でも簡単に手に入るスキルに価値はありません。
初めはもちろんわからないことだらけで挫折するかと思いますが、それでも諦めずに継続する根性は必要になります。
とはいえ、今では無料で学習できる教材がたくさんあるのでリスクは0です。
とにかくがんばりましょう。
自分には無理かも…と思う方は、こんな人はプログラミングの時間が無駄になる!【対策も解説】も併せてご覧くださいませ。
ニートからプログラマーに就職する3ステップ
では具体的にどうやって就職するの?という疑問に答えます。
大きく分けて次の3ステップ。
- スキルを身につける
- ポートフォリオを作る
- 就活する
スキルを身につける
まずは圧倒的努力で学習してスキルを身につけましょう。
先に紹介した「PHP/Swift/Java」のどれかの言語で基本的なことができる程度で大丈夫です。
» プログラミングで就職できるレベルは基礎ができればOKです【実際に就職できた】
具体的な始め方は、以下の記事にて紹介しています。
ポートフォリオを作る
スキルが身についたらポートフォリオを作成しましょう。
自分のスキルを紹介するとともに、実際に作ったシステムをまとめたもの
「私はこんなことができます!」ということが伝わるように、実際になにかを作ってそれを紹介するサイトを作りましょう。
これがあるだけで企業はあなたのスキルを明確にイメージできますし、実際にものを作っているという行動力が買われます。
具体的なポートフォリオの作り方については、【大学生必見】エンジニアの就活でポートフォリオが必要な理由と作り方にて紹介しています。
就活する
あとは就活するだけです。
プログラミングスクールに通うのであれば、スクールの就職支援を使うのもありですが、間口を広げるためにも転職エージェントの利用をおすすめします。
ニートという事情から就活では少し不利になってしまいますからね。
転職エージェントは就活のプロなので、ニート期間の不利をどう攻略すればいいのかすべて教えてくれます。
また、次のような面倒なことを代わりにやってくれます。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 採用担当とのやり取り
おすすめのエージェントは、【未経験OK】ITに強いおすすめ転職エージェント3選【実際に利用してみた】にて紹介しています。
無料なのでとりあえず利用することをおすすめします。
転職に失敗しないためのポイントは、【失敗談】プログラマーの転職に失敗しないために意識することでまとめています。
実際にニート期間にプログラマーを目指して思ったこと
ニート期間があってまじでよかったと思いました。
時間だけはあるのでなんにでもなれる無敵期間ですもんね。
私はニート期間にプログラミングスキルを身につけたわけですが、そのスキルはニートを脱却してから6年後の今もめちゃくちゃ重宝しています。
当時は「もし就職できなかったらどうしよう…」「これ意味あるのかな…」とずっと不安だったわけですが、もし上手くいかなかったとしても現状より悪くなることはないので実質リスク0ですよね。
少しかじった程度のスキルでもあれば、プログラマーにならなくても一般職の仕事に十分活かせるので無駄にはなりません。
習得までは大変かもですが、ニートであればとりあえず挑戦してみるべきだと思います。
ニートならプログラミングスクールがおすすめ
プログラミングについて紹介してきましたが、学習するならプログラミングスクールがおすすめです。
スクールのメリットはこちら。
- 完全無料(有料のスクールもある)
- 就職サポート
- メンターの指導
ぶっちゃけ独学はおすすめしません。
なぜなら、圧倒的に効率が悪い上に挫折しやすいから。
初心者の多くが独学でがんばろうとして、すぐに挫折してしまいます。
わからないことが解決できずに諦めてしまうんですよね。
プログラミングスクールはメンターがついて指導してくれるので、圧倒的に効率よく学習することができます。
私がおすすめしているスクールは「GEEK JOB」ですが、こちらは無料のスクールなので、金銭的なリスクは0です。
リスク0でニートから脱却のチャンスを得たい方はとりあえず無料体験レッスンに申し込んでみましょう。
» GEEK JOBの無料体験はこちらそれでは以上です。応援しています。
こんな方でも大丈夫です