最近プログラミングが流行っていますが、そもそもプログラミングは具体的にどういうものなのか、プログラミングを習得するメリットまで把握できている人は少ないでしょう。
当記事では、プログラミングの解説とともに、学習するメリットや学習方法まで紹介します。
それではみていきましょう〜
プログラミングとはなにか?
プログラミングとは、プログラムを作ってコンピューターに命令を出すことです。
人間であれば自分で物事を考えて動くことができますが、コンピューターは考えるということができないので、行動をすべてプログラムで指定してあげないといけません。
「こういうときにこうする…こういうときは…」とひとつひとつ命令を作っていきシステムを作り上げることがプログラミングです。
プログラミングは怖くない
プログラミングと聞くと「なんか難しそう…」というイメージがあるかもしれません。
しかし、プログラムは「ある条件だったら何々をする」という小さな命令の積み重ねで、大規模なシステムでもそれは同じです。
また、英単語を用いたルールに従って作っていくので、書き方さえわかってしまえば自然と扱えるようになります。
アルゴリズムとは
プログラミングを学ぶ上で必ずでてくるのがアルゴリズムという言葉です。
簡単にいうと、いかに効率の良いプログラムを作るか考えるというイメージですね。
例えば、辞書を引いて単語の意味を調べたいときに、
- 1ページ目から順番にページをめくって探す
- あかさたな列の見出しかたあたりをつけて探す
どちらの方が効率よく探せるでしょうか?
圧倒的に後者ですよね。
このように、結果は同じでもその中身は作る人によって全然違うものになるという点もプログラミングの魅力のひとつです。
プログラミングは身の回りにたくさん!
実はプログラムは日常生活のあらゆるところで使われています。
- スマホ・パソコン
- 自動販売機
- 駅の券売機
- 自動車
- 炊飯器や冷蔵庫などの家電
- ゲーム機
今や誰もが持っているスマホも膨大な量のプログラムが動いています。
入力した文字が表示されたり、アプリを動作させたり、調べ物ができるのもすべてプログラムのおかげです。
自動販売機や券売機も一度は使ったことがあるかと思いますが、操作に応じて動作してくれますよね。
自動で何かをしてくれるものはプログラムで動いていると考えていいでしょう。
こう考えると、膨大なプログラムが日常生活で使われていることがわかりますね。
プログラミングの義務教育化
2020年に小学校でプログラミングが必修化し、かなり世間がざわつきましたね。
小学生のうちからプログラミングを学ぶ理由としては、
- 論理的思考力を鍛えるため
- 社会のデジタル化に対応するため
- IT人材の育成のため
などがあります。
論理的思考が身につくことで、問題が起きた際の問題解決能力が上がるといわれています。
さらにスキルを極めていけば手に職がつくことになるので、将来的には就職にもつながるということですね。
国が義務教育としてプログラミングを取り入れるほど、いまの社会にとってプログラミングの知識は重要視されているということになります。
プログラミングに向いている人は?
プログラミングに向いている人の特徴は、次のとおり。
- 論理的思考力がある
- 集中力がある
- 好奇心旺盛
- 向上心がある
- パソコン作業が好き
- 物作りが好き
- 冷静に対処できる
- 頭が柔らかい
- ルールや規則を守れる
- 協調性がある
- 体力がある
- 報連相ができる
- 調べ物が上手
- 一人の作業が好き
- 楽したい人
このうちのいくつかが当てはまれば、素質があると考えて良いでしょう!
プログラミングはもともとIQが高かったり、才能がある人しかできないんじゃないの?と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。
プログラミング必要なスキルはあとから自然に身につけることができるからですね。
詳しくは、プログラマーに才能は必要ない話【凡人でも活躍できます】にて解説していますが、突出した才能がなくても活躍している人はたくさんいます。
また、プログラミングの向き不向きやIQについては、プログラマーにIQは必要ない理由|プログラマーに向いている人の15の特徴をどうぞ!
資格がなくても大丈夫
エンジニアは知識よりもスキルが重要視されます。
そのため、たくさんの資格を持っていても就職に有利とは限らない業界です。
とはいえ、資格の勉強をしなくてもいいかわりに、スキルの勉強はしないといけないので決して楽できるというわけではありません!
詳しくは、エンジニアに資格はいらない?必要ない理由を現役エンジニアが解説しますをどうぞ。
プログラミングを身につけるメリット
プログラミングを学ぶメリットは次の5つ。
- 就職に有利になる
- アイデアを自分で形にできる
- ITリテラシーが身につく
- 論理的思考が身につき、問題解決能力が上がる
- 副業・独立に向いている
就職に有利になる
手に職がつくことになるので、当然就職で有利になります。
最近ではエンジニア不足が深刻になっているので、売り手市場の状態が続いていますね。
終身雇用がなくなり、転職が当たり前になった現代で、会社は社員を守ってはくれません。
なんらかのスキルがないと転職も難しくなるので、自分の身を守るためにも手に職があると安心できますね。
就職可能なレベルについては、プログラミングで就職できるレベルは基礎ができればOKです【実際に就職できた】も併せてご覧くださいませ!
アイデアを自分で形にできる
「こういうサービスがあったらいいな…」を実現できるのがプログラミングです。
個人が作ったサービスが世界中で使われるといったこともある世界なので、無限の可能性がありますね。
また、身近な例でいうと、エクセルなどを使った会社の業務を自動化するといったことも可能です。
ITリテラシーが身につく
IT技術は日常に欠かせないものになっている現代において、まったく知識がないというのは少し危険です。
インターネットを利用した被害は毎年巧妙化しており、知識がないとこういったトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
自分のみを守るためにも、最低限のITリテラシーは身につけておいたほうがいいでしょう。
論理的思考が身につき、問題解決能力が上がる
プログラミングは物事の考え方を養うことができます。
「どうすれば効率的に問題を解決できるか」を常に考えることになるので、日常生活においてもその恩恵は活用することができます。
副業・独立に向いている
休日にお小遣いを稼ぎたい、独立したいという人にもおすすめできます。
パソコンがあれば仕事ができますし、サービスひとつで独立している人もたくさんいます。
最近は副業ブームということもあり、プログラミングに興味を持つ人が増えているようです。
プログラミングの学習方法
プログラミング学習は大きくわけて次の3ステップです。
- 目標設定
- 環境準備
- 学習ツールを選ぶ
それぞれみていきましょう!
目標設定
目標によって学ぶ内容、方法が変わってくるので、まずはプログラミングを学んでどうしたいのか、目標を決めましょう。
- エンジニアとして就職したい
- フリーランスとして独立したい
- 教養として学びたい
なんでもOKです。
また、どんなものを作りたいのか、いつまでに習得したいのかもあるとなおよしです。
Webサイトを作りたい → Web系の言語
アプリを作りたい → アプリ系の言語
1年かけて学ぶ → 独学する
3ヶ月で学ぶ → 有料学習サービスを使う
というように、初めに方向性を決めてしまいましょう。
環境準備
プログラミング学習はパソコンとネット環境さえあればOKです。
個人的にはMacBook Pro13インチをおすすめしています。その理由は下記。
- ジェスチャー操作で作業効率がいい
- 技術系の情報はMac向けの場合が多い
- Unixベースで開発に適している(とりあえず便利だと思っておけばOK)
- Mac内でWindowsを起動できる
- 13インチが持ち運び、作業に丁度いい
とはいえ、すでにパソコンを持っている、買う余裕がないという方は無理にMacBookにする必要はありません!
詳しいパソコンの選び方や安く買う方法については、【プログラミング初心者向け】おすすめのパソコンの選び方【裏技あり】にまとめています。
学習ツールを選ぶ
- 参考書
- 動画
- 学習サービス
- プログラミングスクール
学習方法は様々ありますが、一通りためしてみて、自分にあったものを選べばいいかと思います。
学習サービスとしては、Progate、ドットインストールなどが有名ですね。
どちらも基礎は無料で学習できるので、とりあえずためしてみましょう。
学習方法については、【プログラミング学習の始め方】完全初心者・未経験が0から始めるための手順に詳しくまとめています。
独学をしてみて、「挫折しそう」「もっと効率的に学びたい」と感じた方はプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
初心者の独学はわからないことが多く挫折する人がかなり多いです。
メンターに教えてもらいながら学習すると圧倒的に効率よく学ぶことができますよ。
TechAcademyでは1週間の無料体験を実施しているので、とりあえず体験してみて学習のコツを教えてもらうというのも有効です。
» TechAcademyの無料体験はこちら
その他コスパ最強のおすすめスクールは、無料あり:安くて質が高いプログラミングスクール厳選3社!【エンジニアの私がおすすめする】にてまとめています!
プログラミングは稼げる?
プログラミング=エンジニアというイメージがあるかと思いますが、エンジニアという言葉は結構抽象的です。
世間一般でいうエンジニアは多くの場合、システムエンジニア(SE)とプログラマーのことを指しています。
ざっくり下記のようなイメージでOKです。
- システムエンジニア(SE):要件定義やクライアントとのやり取りなど、システムの設計をする人
- プログラマー:SEが作った設計書をもとに、プログラムを作る人
厚生労働省の調査によると、システムエンジニアの平均年収は約550万円です。
プログラマーの平均年収は約400万円となっています。
ただ、年収は使用する言語や開発するシステムによって変わってくるのであくまで目安です。
IT業界は実力主義なので、スキルがあるエンジニアは年収1,000万を超えることも珍しくありません。
逆に、スキルがないとずっと収入が上がらないということもありえます。
向上心を持ってスキルを磨き続ければ収入も上がっていくと思っておけばOKです。
初心者向けの言語
Web系の言語
- HTML:サイトの骨組みを作る
- CSS:サイトを装飾する
- JavaScript:サイトに動きをつける
- PHP:サイトの機能をつける
プログラミングを学ぶ方の多くが「稼ぎたい」という目的を持っているかと思います。
Web系の言語であれば初心者でも比較的学びやすく、短時間でこなせる案件が多くあるためおすすめです。
HTML/CSS/JavaScript/PHPあたりを学んでおけば、一般的なサイト作成や改修ができるようになります。
具体的な学習手順については、以下の記事もご覧あれ!
プログラミングとは?まとめ
プログラミングは一見難しそうに見えますが、初心者でも手順を踏んで学べば問題なく習得できます。
特に最近は無料の教材がたくさんでているので、独学もしやすい環境になっていますね。
まずはプログラミングが自分に合っているのか、無料の範囲で試してみることをおすすめします。
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