こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- エンジニアは将来なくなるといわれる理由
- エンジニアはなくならないが立ち位置は変わる
- 今からエンジニアはやめておくべきか
- 生き残れるエンジニアになるために
この記事を書いている私は現在エンジニアとして働いています。
最近のIT業界の発展は凄まじく、色んなものが自動化されて便利になっていますね。
その反面、将来なくなる職業としてエンジニアも挙げられるようになっています。
結論から言うと、エンジニアはなくならないと思います。
ただ少し考え方は変わってくるところはありそうですね。
今回はエンジニアはなくなるのかという話題について、現役エンジニアとして思うことを解説していきます。
エンジニアは将来なくなるといわれる理由
なぜエンジニアは将来なくなるといわれているのか、主な理由を次のとおり。
- AIの発達
- 外国人エンジニアの参入
- プログラムの自動生成
- オフショア開発の発展
順番に見ていきましょう。
AIの発達
近年のAIの発達は凄まじいですね。
囲碁のAIがプロの棋士を破ったというニュースは記憶に新しいです。
仕事でいうと、簡単な業務や同じことを繰り返すような仕事はAIに取って代わられる可能性が高いです。
プログラムにおいても、現に少しずつAI化が進んでおり、エンジニアの業界も安心はしていられないですね。
外国人エンジニアの参入
エンジニアはプログラミングができれば仕事ができるので、そこに国境は関係ないわけです。
つまり世界中のエンジニアが競合になるわけですね。
外国には、日本よりも人件費が安く、スキルが高い人材も多いので、企業としてはこういった方を雇ったほうが都合がよくなります。
厚生労働省のデータによると、通信事業で雇用されている外国人は2019年時点で30万人を越えており、ここ10年の推移でいうと3倍ぐらいになっています。
この動きは今後も増えていくはずなので、IT業界に限らず日本人の雇用も減っていく可能性があります。
プログラムの自動生成
結構日常に浸透してきているので触っている方も多いと思いますが、ツールの発達で、ある程度のプログラムが自動生成されるようになっています。
例えばこのブログもWordPressというツールを使っていますが、ブログの開設まで10分ぐらいだったかと思います。
ひと昔前までは、ブログの開設はそこそこな専門知識が必要だったわけですが、今では知識ゼロで誰でも簡単にできるようになっていますね。
顧客管理ツールの「Salesforce」も、画面をポチポチするだけで営業さんが管理画面を作れたりします。
今でさえかなり便利な世の中ですが、今後もっと自動化は増えていきます。
オフショア開発の発展
そもそもオフショア開発は何かというと、
事業の一部、または全部を海外に移すこと
つまり海外で事業を行うということですね。
で、なんでこれをやるかというと、「コストが低いから」です。
海外では日本よりも安い人件費で、現地からいうとわりと高給というケースも多いので、それなりに優秀な人材が集まってきます。
日本のIT人材不足も相まって、こうしたオフショア開発の発展も原因のひとつです。
エンジニアはなくならないが立ち位置は変わる
エンジニアがなくなると言われる理由について解説しましたが、結論、エンジニアはなくならないと思います。
なくなりはしないが、その在り方は変わるといった感じです。
もちろん仕事の幅は技術の発展に伴って減っていくのは間違いないです。
大切なのは、IT化が進んだ時代でエンジニアとしてどう立ち回っていくのかを考えることです。
淘汰されるエンジニア
- 指示された作業だけする
- 自分の意見がない
- 視野を広げようとしない
ざっくりですが、こんな感じかと思います。
指示された作業だけする
決して悪いことではないかと思うんですが、指示をこなすだけの作業というのは将来的に自動化される可能性があります。
人間の良さってプラスアルファで価値を提供できるところだと思っているので、自分で考えて能動的に動く必要が出てくるのかなと思います。
自分の意見がない
業務について、自分の意見を出していかないと作業員になってしまいます。
思考が伴わない作業はどんどん価値が下がってきているので、意見を積極的にして、サービスの質を上げていく姿勢が大切になるのかなと思います。
視野を広げようとしない
プログラミングという部分だけに固執して、それ以外の部分をみようとしないのは可能性を狭めています。
サービス開発にはプログラミング以外にデザイン・マーケティング・営業など様々な分野が関わっているので、そういうところも理解できるエンジニアになれると今後の時代でも強いエンジニアになれると思います。
今からエンジニアはやめておくべきか
今更エンジニアはやめたほうがいい?という疑問ですが、結論、今からでも目指すべきだと思います。
正確には、エンジニアにならなくてもいいけどプログラミングのスキルは身につけておいたほうがいいという感じです。
その理由は下記。
- 今後はITが社会を大きく変える
- プログラミングの知識はかなり便利
- 仕事がなくなるわけではない
順番にみていきます。
今後はITが社会を大きく変える
現在も既にですが、ITの発展が目まぐるしいですよね。
生活にITが欠かせない状況になっている今、ITに関する知識がほとんどない状態で生きていくのは少しリスクが高いのかなと思っています。
その理由は次のとおり。
- 情報格差が広がる
- ネットのトラブルに巻き込まれる可能性が上がる
- 業務効率が悪い
2020年から学校の義務教育でプログラミングが必修化されたことから、国としてもITを重要視していることがわかりますね。
これから義務教育を受ける学生と、受けていない世代で更に情報格差は広がっていきます。
プログラミングの知識はかなり便利
エンジニアにならずとも、プログラミングの知識は色んなことに応用できます。
プログラミングスキルを活かせる事例
- エクセルやスプレッドシートの作業を自動化
- 簡単なスキルがあれば副業に活かせる
大体の会社員に当てはまると思うんですが、普段の業務で「めんどくさいな・・」と思う作業がありますよね。
ルーティン系の作業は高い可能性で自動化できるので、そういったスキルがあれば自分が楽になりますし、周りからの評価も高くなってみんな幸せになります。
仕事がなくなるわけではない
エンジニアとしての仕事は残り続けると思います。
ただ、その需要がAIの開発であったり、自動化ツールの開発に移り変わっていくのかなと思っています。
自動化できるような業務は当然減っていくわけですが、目指す方向性さえ間違わなければこれからの時代もエンジニアとして普通に活躍できます。
そもそも自動化の開発をしているのがエンジニアですからね。
今からプログラミングを始めても遅いかな…と迷っている方は、今からプログラミングってもう遅い?いますぐやるべき理由も併せてお読みくださいね!
生き残れるエンジニアになるために
というわけで、これからの時代でも生き残っていくために意識するは下記の感じかなと。
- 能動的な人材になる
- 開発以外のスキルも学ぶ
- AIエンジニアを目指す
前述した内容と被るところもありますが深堀りします。
能動的な人材になる
思考を伴わない業務はどんどん価値が下がっているので、指示されたことに対して自分で考え、意見を持ち、行動するようにしましょう。
サービスの質向上に向けて積極的に動けるエンジニアは価値が高く、AIにも代用されにくい立場になれます。
開発以外のスキルも学ぶ
プログラミングだけではなく、下記のようなスキルもざっくり知っておくと色々と役立ちます。
- デザイン
- マーケティング
- ディレクション
- 営業
実際に上記の知識を少しかじってみたところ、業務に対して色んな視点から意見を出すことができ、視野も広がりました。
視野が広がる→意見を出せる→質が上がる→評価が上がる
という最強ループを作ることができるのでまじでおすすめです。
AIエンジニアを目指す
AIを作る側の人材になれれば最強かなと思います。
今後の伸び代が大きく、十分目指す価値がありますね。
また、AIは作って終わりではなく、定期的にメンテナンスする人が必要なので、AIエンジニアはなくならないともいわれています。
結論、エンジニアを目指す人も目指さない人も、教養としてプログラミングを学んでおいたほうが良い時代になっているのは間違いないです。
これからの時代で取り残されないためにもとりあえず触ってみるのがいいかなと思います。
※0円のプログラミングスクール
TechAcademyは1週間の無料体験ができます。無料なので、自分に合うかとりあえず1週間だけ試してみるのがいいかと思います。
» TechAcademyの無料体験はこちら
その他、おすすめの格安スクールは以下の記事にて紹介しているのでぜひご覧くださいね。
それでは以上です。
学習のコツはこちら