こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- そもそもIQってなに?
- プログラマーにIQが必要ない理由
- プログラマーに向いている人の15の特徴
- プログラマーに向いていない人の5つの特徴
- プログラマーの適正に関するQ&A
- プログラマーになるためにすべきこと
2chでプログラマーについての情報を見ていると、「プログラミングは才能だから低IQじゃ無理」など、努力ではなく才能といった意見が多くみられました。
私は現在プログラマーとして働いていますが、経験からいうと、結論IQは必要ないと思っています。
当記事では、実体験をもとにプログラマーにIQが必要ない理由とどんな人が向いているのかを紹介します。
そもそもIQってなに?
まずはよく聞くIQの定義について知っておきましょう。
IQ(知能指数)って?
知能指数とは、数字であらわした知能検査の結果の表示方式のひとつである。高いほど知能が高いことを、低いほど知能が低いことをあらわす。
引用:Wikipedia
要するに、IQの数値が高いと同年代に比べて記憶力や思考力が発達しているので、学習能力が高いということですね。
ちなみにこちらのサイトでIQの簡易テストができるので、興味があれば試してみましょう。
【2020年更新】5分でわかる「知能指数テスト」あなたの知能指数はいくつ?
試しにやってみましたが私のIQは100だそうです…笑
見なかったことにします…。
プログラマーにIQが必要ない理由
繰り返しになりますが、プログラマーになるために高IQは必要ないと思っています。
なぜなら、プログラミングに必要な能力は、勉強をする上で身につけることができるからです。
必須といわれる論理的思考力ですが、こちらも勉強していけば身についていきます。
また、IQテストの数値に関しては訓練次第でいくらでも上げることができるので、ぶっちゃけあまり意味はないです。
実際に私がプログラミングの勉強を始めた時は、論理的思考なんて全くできず、めちゃくちゃ苦労しました。
ただ、やっていくうちにだんだんコツを掴んでいって、徐々にできるようになっていったという感じです。
というかプログラミングを始める人のほとんどがそんな感じです。
未経験でいきなりさくさく習得できる人がいれば、それこそ高IQの天才だと思いますが、残念ながらそういった方はかなりの少数派だと思います。
ということで、IQが低いとプログラマーになれないということはありません。
プログラマーに必要な能力は、特別な才能がなくても訓練で誰でも身につけることができるので安心してください。
やってみたけど、やっぱり無理じゃね…?という方は、以下の記事もご覧あれ。
プログラマーに向いている人の15の特徴
ではどんな人はプログラマーに向いているのでしょうか。
15個の特徴を出してみました。
- 論理的思考力がある
- 集中力がある
- 好奇心旺盛
- 向上心がある
- パソコン作業が好き
- 物作りが好き
- 冷静に対処できる
- 頭が柔らかい
- ルールや規則を守れる
- 協調性がある
- 体力がある
- 報連相ができる
- 調べ物が上手
- 一人の作業が好き
- 楽したい人
多いのでそれぞれ簡単にみていきましょう。
論理的思考力がある
ロジカルシンキングともいいますね。
物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。
プログラミングでは「どのようにしてプログラムを組んでいくか」「エラーが起こった原因は何なのか」など、論理的思考が求められる場面が多くあります。
この能力を身につけると、例えばエラーが起きた際に原因がすぐに特定できたり、プログラムの設計をするときに素早く的確な設計書を作れたりします。
比較的重要といわれる論理的思考ですが、これはプログラミングをしていく上で自然と身についていくものです。
いますぐできなくても全然問題ありません。
集中力がある
プログラマーは長時間パソコンとにらめっこする仕事です。
プログラミングでは少しでも間違ったコードを入力すると動かなくなったりするので集中力が必要です。
なにかに熱中して作業できる人は、プログラミングの素質があるといえます。
好奇心旺盛
ITは移り変わりが激しい業界です。
毎年新しい技術が発表されていて、システムもそれに合わせて改修をしていく必要があります。
古い技術はどんどん取り残されていって最終的に仕事がなくなるということも十分ありえます。
そういった新しい技術に好奇心旺盛に取り組める人はプログラミングに向いています。
向上心がある
プログラマーは技術職なので、常に勉強をし続ける必要があります。
今使える技術で安心していると、10年後には使えなくなっているかもしれません。
IT業界の移り変わりも意識しながら、常に最新の情報をインプットして成長していくという考え方が必要になります。
パソコン作業が好き
基本的には1日中パソコンを使う作業になります。
パソコン1台で仕事をしたいといった方にはおすすめの仕事ですね。
パソコン作業が好きで、パソコンに詳しいといった方はそれだけでアドバンテージになります。
物作りが好き
自分の手でなにかを作り上げたいという人には最適の職業です。
「こんなシステムがあればいいな」を自分の手で実現できるのがプログラマーです。
実際私も、ルーティンの業務がめんどくさいという理由で、エクセルやスプレッドシートの作業を自動化するプログラムを作ったりしています。
もちろんWebサイトやアプリも自分の好きなものが作れるので、こういったことに夢を感じる方には最適ですね。
冷静に対処できる
プログラミングでは必ずといっていいほどトラブルが起きます。
そういったときに落ち着いて原因と対策を考えられる能力が必要になってきます。
頭を使う仕事なので、常に冷静に対処できる必要があります。
頭が柔らかい
プログラムを作る際、柔軟な思考ができる人ほど選択肢が増えます。
プログラミングに正解はなく、人の数だけ答えがあるので、柔軟な思考ができるとその分効率的に最適解を見つけ出すことができます。
ルールや規則を守れる
プログラミングには書き方のルールがあったり、チームで作業する場合にもルールがあったりします。
これは円滑に仕事をすすめるために会社が決めているものなので、これを守る必要があります。
プログラマーとしても人としても、ルールや規則を守れる人でないといけません。
協調性がある
プログラマーは一人で仕事をする時間が多いわけですが、それでも最低限のチームとのコミュニケーションは必要になってきます。
チームで円滑の仕事をするために、会議やミーティングが定期的に行われます。
SE(システムエンジニア)、デザイナー、他のプログラマーと話す機会もある程度はあるので、こういった際に協調性が求められます。
体力がある
会社によって環境は違いますが、プロジェクトの納期が近い、プロジェクトが炎上しているといった際には残業を余儀なくされる場合があります。
致命的なトラブルだと休日出勤があったります。
こうした場面は少なからず遭遇する可能性があるので、ある程度の体力が求められます。
報連相ができる
チームで仕事をしているので、今の進捗はどうなのか、どんな問題で困っているのかなどの状況を共有する必要があります。
一人の遅れがチーム全体の遅れにつながるので、きちんと報連相ができる力が必要です。
調べ物が上手
プログラマーの仕事の多くは調べ物をしている時間になることが多いです。
というのも、頭の中の情報だけでプログラミングをすることは不可能に近いからです。
エラーが起きたとき、どうやって作るか考えるとき、必ず調査をする時間が必要になります。
こうした際に的確に調査できる能力がある人はかなりのアドバンテージになります。
一人の作業が好き
基本的には一人で黙々と作業をすることになるので、一人の作業が好きな人に向いています。
とはいえ、チームで仕事をしている以上は、会議やミーティングなどの最低限のコミュニケーションは必要になってくるのでその点は注意です。
楽したい人
プログラマーは基本的に楽をしたがります。
「この作業めんどくさいな、自動化できないかな」「もっと効率のいいやり方があるのでは」こういったことを常に考えています。
プログラミングはまさに楽をするために存在しているようなものなので、こうした思考はかなり大切です。
プログラマーに向いていない人の5つの特徴
向いていない人は前述した内容の逆にはなるんですが、その中でも特に致命的なものを5つ紹介します。
- パソコン作業が苦手
- 学習意欲がない
- 協調性がない
- 論理的思考力がない
- 物作りが好きではない
それぞれみていきます。
パソコン作業が苦手
作業のほとんどがパソコンを使った時間になるので、そもそもパソコンが苦手という人はかなり苦しいと思います。
とはいえ、プログラマーに求められるパソコンスキルはそれほど高度なものではなく、基本的な使い方ができて、ショートカットがわかる程度で大丈夫です。
よっぽどパソコンに対して拒否反応があるとかでなければ問題ないでしょう。
学習意欲がない
プログラマーは常に勉強をしてスキルアップをしていく必要がある仕事なので、学習意欲はかなり重視されます。
現状のスキルのまま満足していると、その技術が廃れた際に仕事がなくなるかもしれません。
また、実力主義の業界なので、スキルアップをしていかないと市場価値も上がらないということになってしまいます。
プログラマーとして働いていくためにはある程度の勉強は必須だと思っておきましょう。
協調性がない
基本的にチームで仕事をすることになるので、コミュニケーション能力は必須になります。
自分の意見を曲げない、相手の話を聞かないという人はチームの和を乱すことになってしまいます。
営業職のように誰とでも仲良く話せるというレベルでなくていいので、最低限意思疎通ができて一緒に仕事ができる程度には協調性が求められます。
論理的思考力がない
プログラミングにおいて論理的思考は、これがないとやっていけないというレベルで必要不可欠です。
とはいえこれは前述したように、訓練で身につけることができます。
プログラミングの勉強をしていく上でだんだんできるようになっていくので、今できなくても問題ありません。
物作りが好きではない
そもそも物作り自体が好きではない人は向いていません。
プログラマーはシステムを生み出し続ける仕事なので、これに対して魅力を感じないのであれば続けていくことは難しいと思います。
やっていくうちに好きなったという人も多くいるので、とりあえず触ってみると意識が変わるかもしれません。
プログラマーの適正に関するQ&A
プログラマーに向いてる、向いていない以外に気になる疑問を紹介します。
文系でもプログラマーになれますか?
結論可能です。
実際私も文系出身ですが、今まで困ったことはありません。
実際にプログラマーを何人も見てきましたが、「文/理系だからこれが得意!」みたいな違いはぶっちゃけなかったです。
また、最近では文系出身のプログラマーも増えてきていますし、採用の際に文系NGという会社も見たことがありません。
プログラミングに必要は思考力は自然に身につくので、文系だから無理ということはありません。
詳しくは、文系大学生でもプログラミングは可能です【文系エンジニアの私が解説】をご覧ください。
女性だけど大丈夫?
全然大丈夫です。
むしろ最近は女性プログラマーも増えてきていますね。
特にITの業界は年功序列や女尊男卑のような古い考え方は淘汰されている傾向が強いので、むしろチャンスだと思います。
» 手に職をつけたい高卒の女性におすすめの職業3つ!コツや費用・期間も解説
» 女性におすすめ!手に職がつく仕事厳選5選!【在宅でできるものをまとめました】
完全未経験からでもなれますか?
もちろん大丈夫です。
プログラマーになっているのはもともと情報系の学校をでている人ばかりではありません。
社会にでてから、手に職をつけるためにプログラミングの勉強を始めるといった人も増えています。
いまでは無料で学習できる教材がいくらでもあるので、未経験からでも問題なくプログラマーを目指せます。
» 未経験からエンジニアになるのは難しい?【結論:可能ですが、安易になるのは危険ですよ】
年齢は関係ありますか?
特に関係ありません。
30代、40代からプログラミングの勉強を始める人も実際います。
最近のプログラミングスクールでは特定の年齢層の人に特化したコースもあったりしますね。
とはいえ、やはり年を重ねるごとに学習能力や就職難易度は変わってくるので、その点には注意が必要です。
プログラマーになるためにすべきこと
具体的にどんな手順でプログラマーになるのかを解説します。
主な手順は次の3つ。
- スキルを身につける
- ポートフォリオを作る
- 就活する
スキルを身につける
まずはプログラミングのスキルを身につけましょう。
基本的なことがわかる程度のレベルで大丈夫です。
例えばWeb系のプログラムなら、
- 登録フォームが作れる
- ログイン機能が作れる
- 検索機能が作れる
これらのことができれば大体のことは理解できていると判断してOKです。
スクールもあり
最近はかなりコスパがいいスクールが登場してまして、めちゃくちゃ安価で質が高いサポートを受けられます。
おすすめのスクールは、無料あり:安くて質が高いプログラミングスクール厳選3社!【エンジニアの私がおすすめする】にて紹介していますのでぜひ検討してみてください!
とりあえず独学してみたいという方は、以下の記事をどうぞ!
ポートフォリオを作る
「自分はこんなことができます!」という自分の自己紹介サイトのようなイメージです。
自分が保有しているスキルや、実際に作った成果物を一つのサイトにまとめます。
ポートフォリオを作っておくと、就活の際に自分のスキルを詳細に伝えることができるほか、採用側も採用のイメージがわきやすいので就職に有利になります。
ポートフォリオの詳しい作り方は、【大学生必見】エンジニアの就活でポートフォリオが必要な理由と作り方にて紹介しています。
就活する
あとは就活を実行するだけです。
基本的なスキルとポートフォリオがあればある程度は安心ですが、より確実なものにするために転職エージェントも利用しましょう。
就職の間口が広がる上に、自分にマッチした職場を探してくれるので就職の失敗を避けることができます。
おすすめエージェントについては、【未経験OK】ITに強いおすすめ転職エージェント3選【実際に利用してみた】にて紹介しています。
利用料は無料なので、とりあえず相談してみましょう。
就活の注意点については、【失敗談】プログラマーの転職に失敗しないために意識することも併せてご覧ください!
まとめ:適正があればチャレンジしてみよう
プログラマーに適正を紹介しましたが、ぶっちゃけ当てはまっていなくても「プログラミングをやってみたい!」という思いがあるのであればそれはもう適正があると思います。
必要な能力はあとから身につければいいだけですからね。
今は無料でいくらでも学習できるので、とりあえず触ってみて、向いてないと思ったら諦める程度でいいと思います。
無料でプログラミングを体験してみたいという方はTechAcademyの無料体験を受けてみてください。
» TechAcademyの無料体験はこちら無料体験の後に独学で勉強すれば金銭的リスクも0ですからね。
向いているかどうかは、まず実際に触ってみるのが一番かと思います。
それでは応援しています。