こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- そもそもPHPって?
- 初心者がPHPを難しいと感じる理由
- 初心者がPHPを学ぶのは難しい?実際に独学して感じたこと
- 難しいけど初心者にはPHPがおすすめ
- 難しいPHPを攻略するおすすめ学習方法【挫折しないために】
- まとめ:とりあえずやってみるべし
初心者におすすめの言語のひとつというわれるPHPですが、初心者が学習するには難しいのでしょうか?
結論からいうと、難しいけど初心者にはおすすめです。
当記事では、なぜ難しいのに初心者におすすめなのか、その理由と挫折しないための学習方法も紹介します。
それではみていきましょう!
そもそもPHPって?
PHPの正式名称は「PHP: Hypertext Preprocessor」で、Webページを動的に生成することに向いているプログラミング言語です。
HTMLとセットで使われることもPHPの特徴です。
HTMLは静的なコンテンツしか表示できませんが、PHPを組み合わせることで動的で多彩なWebサイトを作ることができるようになります。
PHPでできること
PHPでできることには下記のようなものがあります。
- ECサイト
- お問い合わせフォーム
- サイトの管理画面
- スクレイピング
PHPはかなり身近なところで使われているので、知らずしらずのうちに使っていると思います。
例えばECサイトがわかりやすいですね。
ECサイトには基本的に下記のような機能があります。
- 会員登録
- ログイン
- ショッピングカート
- 商品検索
- 注文履歴
このような機能はすべてPHPを使って実装されています。
PHPでできることの詳しい解説や、実際にPHPが使われているサービスに関しては、【初心者向け】PHPでできること20選!作れるものを具体例でわかりやすく解説!にまとめています。
初心者がPHPを難しいと感じる理由
「PHPは簡単」「PHPは初心者に向いている」という話を聞いてPHPの学習を始める人が多いですが、いざ学習してみると、難しい…と感じる人がほとんどだと思います。
初心者がPHPを難しいと感じる主な理由は下記。
- PHP以外の知識も必要だから
- 開発環境構築が必要だから
- エラーが解決できないから
それぞれみていきます。
PHP以外の知識も必要だから
PHPでWebアプリケーションを作るためには、実はたくさんの知識が必要になります。
具体的には下記のような知識が必要になってきます。
- データベース
- HTML&CSS
- JavaScript
- セキュリティ
- フレームワーク
- サーバー
これは一部ではありますが、もうこれだけでも大変そうですよね…。
すべてが必須というわけではありませんが、PHPはHTML上で動作するので、最低でもHTMLとCSSの基礎知識はつけておく必要があります。
特に初心者のうちはその知識がなぜ必要なのかわからないため、理解するまでに時間がかかるかもしれません。
とはいえ、必要になったときにひとつずつゆっくり学んでいけばOKです。
開発環境構築が必要だから
PHPの学習で挫折するポイントのひとつは「開発環境構築」です。
PHPは、実行するための環境を作らないと実行できません。
ですが、その環境づくりがかなり大変です。
自分でWebサーバーやDBサーバーをインストールして…と慣れない作業をすることになるので、何日もかかることも珍しくありません。
エラーが解決できないから
PHPに限らずですが、学習中はめちゃくちゃエラーに遭遇します。
プログラムを書いている時間よりも、エラーについて調査している時間の方が遥かに多くなると思います。
ひとつのエラーの解消に半日かかる…といったこともあります。
しかし、慣れないうちはエラーの解決方法がわからないため、そのまま解決できずに挫折…という人も珍しくありません。
独学している方であればなおさらそういった可能性が高くなります。
初心者がPHPを学ぶのは難しい?実際に独学して感じたこと
結論からいうと、PHPは難しいと思います。
ですが、「難しいなら他の言語にするか…」と考えるのはちょっと待ってくださいね!
まずは難しいと思う理由から説明します。
- 学習と実践は全然違う
- 開発環境の用意がめちゃくちゃ大変
- エラーの解決ムズすぎわろた
- サーバー側の知識も必要
これは実際に私が初めてのプログラミングでPHPを学んだときに感じたことなので、かなり参考になるかと思います。
それぞれみていきましょう!
学習と実践は全然違う
まずは参考書や動画などでプログラミングのコードについて学ぶと思うんですが、学んだコードをいざ書こうと思うと、全く手が進まなかったです…笑
座学で学んだつもりになっているだけで、全然コードを書くスキルはついていませんでした。
実際ほとんどの人がこういった状況になると思います。
その理由は下記。
- 学んだ知識が実際にどう使われるのか理解していないから
- 部分的な書き方しか学んでいないから
- 単純にコードを書くことに慣れていないから
結論、実際にコードを書かないと全然覚えられないということですね笑
学んだ知識が具体的にどうコードに落とし込まれて、コード全体の流れはどうなっているのかなどを理解しないと本当の意味での理解は難しいと感じました。
そしてこれは実際にコードを書いて経験するしかないので、とにかくコードを書いて実践することが大切だと思います。
開発環境の用意がめちゃくちゃ大変
PHPを実行するための環境構築でかなり苦労しました。
サーバーの知識も必要になってくるため、完全未経験の私にはかなりの苦行でした…。
0からOSやWebサーバーをインストールして…サーバーの設定をして…と、初めて構築する人はおそらく数日ぐらいはかかるような内容です。
ここで挫折する人が多い理由を身を以て体感しました。
とはいえ、今ではXAMPPなどの簡単に環境構築ができるツールがたくさんあるため、初心者でも迷わず数分で環境構築できます。いい時代です!
エラーの解決ムズすぎわろた
エラーの解決で詰みます(断言)。
最初のうちはまじでエラーが解決できないんです…。エラーメッセージは英語だし調べてもよくわからない…という状況になります。
ここをいかに切り抜けるかが鍵になると思います。
多分プログラミングの挫折の理由が1番がこれじゃないかと思っています。
ひとつのエラーに数時間~数日かかることもザラなので、根気が必要です。
サーバー側の知識も必要
プログラムがうまく動作しない原因がサーバーにあることがあります。
そういったときにサーバーの設定を変えたりする必要があるので、サーバーの知識もある程度は必要になってきます。
そこまで深い知識は必要なく、最低限設定がわかるぐらいでOKです。
難しいけど初心者にはPHPがおすすめ
結論からいうと、PHPは初心者におすすめの言語です。
相対的にみるとPHPは習得しやすい
実はPHPは、プログラミング言語のなかでは習得が容易だといわれています。
その理由は下記。
- ルールが緩く自由度が高い
- コンパイルが不要ですぐ実行できる
- メジャーな言語でノウハウが多い
- 優秀なフレームワークが多い
実際私もJavaやC++などを少し学習してみましたが、PHPに比べ難しいと感じました。
ルールが厳しく、コンパイルも必要な言語だと実際に書いたプログラムを実行するまでの労力が全然違うので、初心者はこういった言語は避けたほうが無難かと思います。
稼ぐことに特化している
稼ぐという目的があるのであれば、Web系の言語であるPHPは非常に相性がいいです。
なぜなら、少額から案件があり、開発工数と報酬のコスパがいいからですね。
実際にランサーズで募集している案件をみてみましょう。
こちらのLP制作案件では、コーディングのみの作業で報酬は2万程度。
基本的なHTML+CSSの知識があれば、実作業は1日かからないぐらいかと思います。
こちらはお問い合わせフォームの入力チェックの仕様変更案件で金額は1万円ほど。
簡単な修正なので、PHPとJavascriptがわかれば数時間程度でできると思います。
こういった細かい仕様調整はテンプレでは対応できないので、少しプログラムがわかれば案件獲得のチャンスになりますね。
以上から、初心者でも習得しやすく、高度なスキルがなくても稼いでいくことができるPHPを含むWeb系の言語は初心者におすすめできます。
難しいPHPを攻略するおすすめ学習方法【挫折しないために】
比較的習得しやすいといわれているPHPですが、それでもやはり初めてプログラミングを学習する人にとっては難しく、挫折しやすいものです。
挫折しないおすすめのPHPの学習方法は次の5つ。
- 参考書で学ぶ
- 動画で学ぶ
- 学習サービスを使う
- プログラミングスクールに通う
- メンターを雇う
順番にみていきましょう!
参考書で学ぶ
定番ではありますが参考書を使った学習ですね。
参考書にも相性があるので、パラッと中身をみてみて、自分に理解できそうかを確認しておきましょう。
初心者向けなのに内容は専門用語いっぱいで分かりづらいものもあります。
また、本をみながらコード書いて作っていくような内容のものが、理解しやすいので特におすすめです。
動画で学ぶ
最近はYoutTubeなどの動画配信サービスでもプログラミング関係のものが増えてきました。
こちらも、動画を見ながら実際にコードを書く練習ができるような内容のものがおすすめです。
初心者向けに解説しているものもあり、無料で視聴できるためとりあえず試してみるといいかと思います。
学習サービスを使う
プログラミング専用の学習サービスです。
有名どころでいうと、Progateやドットインストールがおすすめです。
スライドや動画を見ながらスムーズに学習でき、Web上に実際にコードを書きながら練習できるという機能もついており、かなり理解しやすいサービスになっています。
一部プランは有料ですが、無料プランでも基礎に関しては学習できるのでかなりおすすめです。
プログラミングスクールに通う
最も挫折しにくいのがプログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールは下記のようなメリットがあります。
- メンターに相談してすぐに問題が解決できる
- 一緒にがんばる仲間がいてモチベーションになる
- 転職支援や返金制度などのサポートが充実している
界隈ではプログラミングスクールに通うべきかどうかで意見が分かれていますが、間違いなく最速でスキルを身につけることができます。
この辺は自身の状況をよく考えて決めるといいでしょう。
現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクールについては、現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール3社【2021年版】にて紹介していますのでぜひご覧ください。
メンターを雇う
個人的にメンターを雇うということもできます。
月数万円からが相場のようなので、プログラミングスクールに通うよりかは安く抑えることができます。
プログラミングスクールほどのサービスはありませんが、効率よく学習することは十分可能です。
メンターの探し方については、下記ようなものがあります。
- SNSで募集する
- クラウドソーシングを使う
- MENTAなどのサービスを使う
最近ではSNSでメンターや生徒を募集している投稿もみかけるので、その人の人となりを知ってから依頼したいという方には合っていますね!
まとめ:とりあえずやってみるべし
長々と書いてきましたが、結論、とりあえずやってるのが一番です。
もしかしたらやってみると意外に簡単だったということも十分ありえます。
人間誰しも初めて挑戦することには慎重になってしまうものなので、勇気をだして行動してみるのがいいかなと思います。
もし不安であれば、プログラミングスクールの無料体験を利用するのが一番効率がいいでしょう。
TechAcademyは1週間の無料体験ができるので、プログラミングの学習方法であったり、そもそも自分がプログラミングに向いているのかを知るきっかけになります。
オンライン完結で、無料期間のみなら費用も一切かからないので、とりあえず試してみるのがいいかなと思います。
» TechAcademyの無料体験はこちらそれでは以上です。ありがとうございました。
これからプログラミング学習を始める方向け