こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- プログラマーのよくある転職失敗談
- 転職に失敗するプログラマーの共通点
- プログラミングができる=仕事ができるではない
- プログラマーの転職に失敗しないためのコツ
- まとめ:失敗談から学んで後悔しない転職を
現在プログラマーの転職を考えている人とって、転職でどんな失敗があるのか気になるところですよね。
当記事では、プログラマーとしての転職でどんな失敗があるのか、失敗しないための心得もあわせて紹介します。
私自身も今まで複数の職場を経験してきましたので、実体験もふまえつつ執筆していきます。
プログラマーのよくある転職失敗談
よくある失敗としては下記のパターンがあります。
- 自分のスキルは現場で通用しなかった
- 激務でブラックな現場だった
- スキルが身につかない現場だった
- プログラミング以外のスキルも求められた
1つずつみていきます。
自分のスキルは現場で通用しなかった
プログラミング初経験の人にありがちなんですが、実務で求められるスキルの高さにギャップを感じるパターンです。
基礎をマスターして「自分はできる!」と思っていたら全然スキルが足りなかった…という声はよく聞きます。
例えばプログラミングスクールでは基礎までしか学習できないところが多く、卒業生にもこういったことが多いようです。
まわりのレベルが高すぎる
会社によってプログラマーのレベルは全然違います。
基礎的なことしかできないレベルの会社もあれば、なんでもできて当たり前というレベルの会社もあります。
会社で求められるスキルはピンきりで、身の丈に合わない場所に転職してしまうとギャップで苦しむことになってしまうので、事前によく調査しておきましょう。
激務でブラックな現場だった
よく聞く失敗談のひとつですね。
「プログラマー=ブラック」みたいなイメージを持っている人も多いですが、こういう話をよく聞くからだと思います。
- 毎日終電が当たり前
- 薄給でこき使われる
- 休日返上で出勤
残念ながらこういった現場は実際にあります。
2次請け、3次請けをしている会社や零細企業では特に起こりやすいです。
IT土方という言葉も存在するぐらいですし、実際知り合いにもこういった現場で働いている人がいるので、ブラックな現場で後悔している人は相当数いるようです。
スキルが身につかない現場だった
その会社でしか使えないスキルしか身につかなかったり、単純な作業しかさせてもらえない現場があります。
こうした現場で働いていると、10年働いたのに市場価値が入社時とまったく変わっておらず、転職もできなければ収入も上げれないという詰みの状態になってしまいます。
- レベルの低い案件しか扱っていない
- 独自のフレームワークを採用している
- マイナーな言語を扱っている
例えばこんな特徴があると注意です。
他の会社にいっても使えるスキルでないと意味がありませんし、マイナーなスキルは今後案件が消滅していく可能性が高いです。
どれだけ働いても市場価値が上がらない可能性があります。
メジャーなスキルを身につけておけば
- 情報量が多く調査に困らない
- 今後も長く活用できる
- 案件が多く仕事がとりやすい
と、様々なメリットがあります。
プログラミング以外のスキルも求められた
プログラミング能力以外のことも要求される場合があります。
例えば下記。
- ディレクション
- デザイン
- マーケティング
- ネットワーク
- 営業
大規模な会社ではそれぞれ専任がいたりしますが、人が足りていない現場では最悪全部ひとりでやってといわれることもあります。
中には、営業活動もしなければならず、自分で仕事とってきて自分で開発をするという現場もあるそうです。
また、職種間のコミュニケーションが活発で、必要以上にコミュニケーション能力が求められる場合もあります。
プログラマーとして入社したのに、全然違うことをやらされ、「自分は何をやっているんだろう…」という悲しい気持ちになりますね。
転職に失敗するプログラマーの共通点
様々な転職の失敗談をみてきたなかで、失敗する人には共通点がありました。
- 学習意欲がない
- 能動的に動けない
- 調査能力が低い
順番にみていきましょう。
学習意欲がない
プログラマーは技術職なので、常に勉強をしてスキルアップしていく必要があります。
また、会社によって求められるスキルが高い場合もあるので、足りない分はプライベートな時間を使ってでも勉強して追いつく気力がないとやっていけません。
最近は「プログラマーが流行っているから」「かっこいい/憧れている」という理由でなんとなくプログラマーになる人も増えています。
実際、未経験の新卒を大量に採用する会社もありますからね。
そういった人はプログラミングがそもそも好きではないので、勉強する時間がほとんどなく、スキルもつきません。
こういった人材は、
- テストやドキュメント作成の雑務
- チャンスのある仕事を任されない
- 炎上プロジェクトにアサインされる
といった仕事が中心になり、市場価値がまったく上がらなくなってしまいます。
能動的に動けない
具体的には下記のような人です。
- わからないことがあっても聞けない
- 積極的に提案できない
- 指示がないと行動できない
これは日本の学校の教育方針のせいかもですが、自ら行動することをためらってしまう人がかなり多いです。
学生のうちは先生の言うことをちゃんと聞ける人が評価されますが、社会にでてからは指示を聞くだけでは評価されません。
- 言われたことしかできない
- 指示がないと何もできない
と評価されてしまうからです。
自分から積極的に行動して自分の存在価値をアピールしていかないと、どんどん肩身が狭くなっていきます。
調査能力が低い
事前にしっかりと調査をする能力がないと転職の失敗率も上がります。
- プログラマーに求められるスキルは何なのか
- 転職先の会社はどんな会社なのか
これらを事前に把握できていないことが転職失敗の大きな原因のひとつです。
「かっこいいから」「憧れだから」と、なんとなくプログラマーを目指している人は特に注意が必要です。
プログラミングができる=仕事ができるではない
かなり重要な話です。
プログラマーには、プログラミングを駆使して成果物を納期までに仕上げ、今後の汎用性も考えて作る能力が求められます。
また、プログラミングは目的ではなく手段なので、「問題を解決するためにはどうするのが最適か」を考える必要もあるので、何も考えずプログラミングだけすればいいというわけではないのです。
会社によってはデザインやマーケティング、ディレクションなども兼任で任されたりするので、プログラミングさえできれば仕事ができると安易に考えるのは注意が必要です。
プログラマーの転職に失敗しないためのコツ
最後に、プログラマーの転職で失敗しないコツを紹介します。
意識するコツは次の5つ。
- スキルの棚卸しをする
- 転職先のスキルレベルを知る
- 転職先の働き方を知る
- 向上心を忘れない
- 転職支援サービスを使う
スキルの棚卸しをする
- 自分はどんなスキルを持っているのか
- 何ができるのか
- どうなっていきたいのか
上記を明確にしましょう。
ここがはっきりしていないと活動の軸がぶれてしまい、失敗する可能性が高くなってしまいます。
自分の中で情報を整理するためにも、一度しっかりスキルの棚卸しをしましょう。
もしポートフォリオを持っていないのであれば作ることをおすすめします。
視覚的にもスキルがわかりますし、転職の際にあると有利に活動できるようになります。
ポートフォリオ詳しい作り方は、【大学生必見】エンジニアの就活でポートフォリオが必要な理由と作り方で紹介しています。
転職先のスキルレベルを知る
転職先の会社がどんなスキルを求めているのかを調査しておきましょう。
今の自分のスキルを照らし合わせて、通用するのか、通用しないのであれば研修はあるのかなどを確認します。
もしスキルが足りないのであれば、一旦勉強に集中してスキルを身につけるという選択もありです。
急いで今の自分のスキルにあう会社を探すと選択肢が狭くなり、後悔する可能性が高くなりますので。
転職先の働き方を知る
一般的にSESといわれる客先常駐型の会社は激務な場合が多いです。
プログラマーがブラックといわれる理由の多くはこういった現場に対する意見だと思います。
ただ、一概にSESが悪だといっているわけではありません。
自分が将来どうなりたいのかをしっかり見据えた上で判断することが重要です。
- 将来のために色んな現場を知りたい=SES企業
- 安定した環境で働きたい=自社開発企業
のような感じで、自分のライフスタイルに合わせた働き方をしている会社を事前に調査しておきましょう。
向上心を忘れない
IT業界は移り変わりが激しいので、常に勉強をしないと仕事ができなくなる可能性があります。
安定して仕事を続け、市場価値も上げていくために向上心は常に持っておきましょう。
スキルがない人材は
重要な仕事を任されない→スキルが上がらない→給料も上がらない→やる気がなくなる→勉強しない
という負のループに陥りやすいです。
転職支援サービスを使う
自力で就職先を探すのもありですが、ぶっちゃけ転職支援サービスを使う方が効率がいいです。
自分の今のスキルや将来像を踏まえて仕事を探してくれるので、失敗するリスクも低くなります。
また、企業との面倒なやりとりも代わりにやってくれて、就活対策もあるので使わない理由がないと思います。
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まとめ:失敗談から学んで後悔しない転職を
今回紹介した内容を意識しておけばプログラマーの転職で失敗する可能性はかなり下がると思います。
実際私も転職や出向などで何社か経験していますが、会社によってまったく環境が違って驚きました。
同じような失敗をする人が少しでも減るように、今回紹介した内容をぜひ実践してみてください。
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それでは以上です。