こういった疑問に答えます!
PHPでのプログラムを作る際に必要になってくるのがデータベース。
MAMPをインストールした方であれば、データベースを管理するツールである「phpMyAdmin」も一緒にインストールされています。
初期設定をしていないと思わぬ不具合の原因になることもあるので、ここではphpMyAdminの初期設定について紹介します!
想定読者
- プログラム初心者
- MAMPをインストールした方
※最近のバージョンだと、初期設定不要で使える場合もあります。今回紹介している内容がすでに設定されているなら特に設定をしなくても大丈夫です。
phpMyAdminって?
本来データベースを操作するためには、黒い画面でコマンドを打っていく必要があります。
また、「SQL」という、データベースを操作するための構文を使って操作する必要があり、初心者には少し難しい内容になっています。
phpMyAdminは、ウェブブラウザ上でデータベースを管理することができるツールで、SQLなどを記述しなくてもマウスだけでデータベースを操作することができるようになっています。
見やすいデザインになっているため、視覚的にデータベースの内容が理解しやすいというのもポイントです!
手順1:文字化け対策をする
MAMP/Library/support-files/my.cnfをコピーする。
※バージョンによってはここにファイルがない場合があります。その場合はテキストファイルからmy.cnfを作りましょう。中身は空でOK。
MAMP/conf/フォルダ直下に設置。
my.cnfを開き、以下のコードを入力し保存。
[client]
default-character-set = utf8
[mysqld]
character-set-server = utf8
手順2:phpMyAdminを日本語化する
phpMyAdminを表示しましょう。
MAMPの場合はブラウザに「localhost/MAMP」と入力するとMAMPのスタートページが表示されるので、MySQLのタブを開きphpMyAdminへのリンクをクリックします。
環境によってはphpMyAdminが日本語になっていないことがあるので、その場合は日本語化をしましょう。
デフォルトで日本語になっている場合はこの手順は不要です。
1.[Language]から[日本語 – Japanese]を選択
2.phpMyAdminが日本語化されたことを確認する
以上でphpMyAdminの日本語化は完了です。よくアクセスするページになるので、ブックマークしておくことをおすすめします。
手順3:データベースを作成する
1.データベースタブを選択
2.任意のデータベース名を入力
3.[照合順序]を選択し、[utf8_general_ci]を選択
4.[作成]を選択
5.左側のメニューに作成したデータベースが表示されていることを確認する
手順4:ユーザーを追加する
あらかじめ用意されているユーザーは[root]ですが、rootはすべての権限を持ったなんでもできるユーザーです。
悪用やご操作を防ぐために、必要な権限だけを持ったユーザーを新たに作成しましょう。
ユーザーには、
- データベース単位
- テーブル単位
- カラム単位
という3パターンの権限を与えることができます。
それでは試しにユーザーを作成してみましょう。
1.[データベース]タブを選択
2.先程作成したデータベースの欄の[権限をチェックする]を選択
3.下部のユーザーアカウントを追加するを選択
4.ユーザー名・ホスト名・パスワードを入力※特に指定がなければ画像を参考にしてください。
5.今回はレコードの操作のみを行えるユーザーを作ってみます。データ欄の5つにチェックを入れる
6.実行を選択。テーブルの完成。
手順5:テーブルを作成する
1.先程作ったtest_databaseを選択し、テーブル名とカラム名を入力
2.カラム情報を入力し、保存するを選択
手順6:テーブルにレコードを入力する
1.挿入タブを選択し、レコード情報を入力し、実行を選択。
2.レコードが挿入された。
3.表示を選択すると、レコード情報が確認できる。
まとめ
phpMyAdminの最低限の初期設定を使い方を紹介しました!
データベースやテーブル、ユーザーは実際には用途に合わせた内容で作成する必要があるのですが、作成の手順としては今回紹介したものと同じです。
phpMyAdminを使えば難しいコナンドなしにデータベース操作ができるので、ぜひ使いこなしてくださいね!