こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 実際にあったプログラミングスクールの失敗談
- そもそもプログラミングスクールに行く必要があるのか
- 失敗しないプログラミングスクールを選ぶポイント
- 現役エンジニアが選ぶ失敗しないプログラミングスクール
- プログラミングスクールで失敗しないための心構え
手に職をつけるため、エンジニアを目指す人が増えてきていますね。
そんななか、効率よく学習するために検討するのがプログラミングスクールです。
しかし、「スクールに通って後悔した」「スクールは必要ない」という意見を聞いて不安を感じているのではないでしょうか。
当記事では、実際にスクールに通った人からヒアリングした失敗談と対策を紹介します。
もうスクール選びで迷うことはありません。
それではみていきましょう~
実際にあったプログラミングスクールの失敗談
よくある失敗談としては次の5つ。
- 卒業しても就職できなかった
- メンターの質が低かった
- ポートフォリオ制作がなく就活が大変だった
- スクールに通えばスキルが身につくと思っていた
- 途中で挫折してしまった
それぞれみていきましょう!
卒業しても就職できなかった
「スクール=必ず就職できる」というわけではありません。
卒業しても就職できない人は一定数います。
その理由としてはいくつかありまして、
- 卒業生は同じポートフォリオを提出するため判断できない
- 希望の条件の就職先がない
- 就職サポートがついていない
など、スクールの内容やその人の希望に左右される部分が大きいです。
未経験枠はたくさんあるため、就職先に特に希望がなければ就職できると思うのですが、せっかくスクールに通うのですから優良企業に就職したいわけです。
「未経験でも年収1,000万!」というような広告をみて夢見る方もいるかもですが、ぶっちゃけかなり厳しいです。
未経験でも採用してくれる企業はもちろんありますが、正社員で年収が高くて働きやすくて~となると少し探すのが難しいかもしれません。
少し条件を妥協して、最初は下積みとして経験を積める就職先を探すのがベストかなと思います。
詳しくは、プログラミングで就職できるレベルは基礎ができればOKです【実際に就職できた】にて紹介していますが、最低限仕様通りに作れる程度のスキルがあるとベストです。
メンターの質が低かった
スクールによってメンターの質にかなり差があります。
実際にいた質の低いメンターはこんな感じ。
- 質問に回答できない
- チャットで質問をしても返事がない
- スキルはあるけど、教えるのが下手
どれも致命的ですよね。
お金を払って通っているわけですから、丁寧に教えて欲しいところですが、実際それができていないメンターも多いです。
TechAcademyのメンターのレビューをまとめた記事を書きましたので、テックアカデミーのメンターはあたりはずれあり【実例あり】もご覧くださいね。
ポートフォリオ制作がなく就活が大変だった
就活の際に必要になってくるのがポートフォリオですが、ポートフォリオ制作がカリキュラムに組み込まれていない場合があります。
エンジニアの面接では、自分がどういったものを作れるのかをアピールするためにポートフォリオを持参することが暗黙のルールになっていまして、面接の際に一番重視されると言っても過言ではありません。
そんなポートフォリオですが、何を作ればいいのか、どうやって作ればいいのかなど、初心者にはわからないことが多いので、サポートがなく後悔している人が多いようです。
スクールに通えばスキルが身につくと思っていた
結構このイメージを持っている方が多いのですが、スクールに通えば誰でもスキルが身につくというわけではありません。
なぜなら、スキルが身につくかどうかは本人の努力に大きく左右されるからです。
例えば、AさんとBさんという人物がいたとします。
Aさん:わからないことは積極的に質問し、授業外でも予習・復習をしている。
Bさん:わからないことがあってもメンターに声をかけられるまで放置。勉強は授業時間だけ。
スキルが身につくのはどちらの人物でしょうか?
圧倒的にAさんですよね。
このように、受講する姿勢で結果に大きく差がでるということですね。
こういった意識がないと、ただ通っただけで終わってしまいます。
スクールが無駄になる人の特徴は、なぜ、プログラミングスクールは無駄といわれるのか?にまとめています。
途中で挫折してしまった
スクールに通ってみたけど、どうしても合わずに挫折してしまう人もいます。
理由はいくつかあるのですが、「プログラミングは簡単に習得できると思っていた」という理由が大半かと思います。
広告などで、未経験でも簡単にエンジニアになれるというような訴求があったりしますが、実際はめちゃくちゃ勉強する必要があります。
「こんなに大変なのか…自分には向いてない…」となって挫折してしまうわけですね。
もちろん、
- 勉強時間の確保が難しい
- そもそもプログラミング自体が向いてなかった
- スクールの質が悪かった
という理由もあるので一概にはいえませんが、安易に通ってしまうと失敗するかもしれません。
実際のスクール体験談をまとめました
実際にスクールに通った方の体験談をまとめています。
良いところも気になったところも書いているので、かなり参考になるかと思います。
スクールに興味がある方はぜひ読んでみてください。
そもそもプログラミングスクールに行く必要があるのか
必ずしも必要ではないと思っています。
今は独学でも十分に学べる環境が整っていますからね。
私も独学でプログラミングを学び、エンジニアになることができました。
昔と比べ確実に学習環境は良くなっていますし、有料教材でも数千円ぐらいの課金で十分すぎるほど学べます。
独学での学習については、【プログラミング学習の始め方】完全初心者・未経験が0から始めるための手順にまとめています。
独学に自信がないなら検討すべし
独学に限界を感じたらスクールを検討するぐらいでいいかなと思います。
学習の効率は圧倒的に上がりますし、費用がかかる分やる気も全然違ってきますからね。
ただ、決して安い金額ではないと思うので、どんなサポートをしてくれるのか、しっかり理解しておきましょう。
詳しくは、プログラミングスクールは高すぎる!通う価値と安いおすすめスクール3選!も併せてご覧くださいね!
失敗しないプログラミングスクールを選ぶポイント
スクール選びのポイントは下記5点。
- 評判や口コミが良いか
- 無料体験・カウンセリングを実施しているか
- サポートが充実しているか
- メンターの質は高いか
- 受講スタイルや期間が自分に合っているか
評判や口コミが良いか
多くの方が気にするポイントかと思います。
評判がいいかはめちゃくちゃ大事ですよね。
評判や口コミの調べ方は次のとおり。
- ネットで検索する
- SNSの投稿を見る
- 経験者に聞く
経験者に聞けるのが一番ですが、なかなか難しいですよね。
多くの方はネットかSNSで調べることになるかと思います。
SNSでの検索がおすすめ
ネットでの評判はあまり参考にならないことが多いです。
なぜなら、悪い情報を書くと企業からクレームがきたり、サイトのブランドにも関わるため、本音を書けないからです。
SNSであれば、そういった制約なくユーザーの生の声が見えるので、かなり参考になるのかなと思います。
テックキャンプ卒業して2週間経たないうちに就職が決定いたしました、、!!!!!😂
早くてびっくりしています、、笑笑自社サービスを行っている会社だそうでしっかりついていけるように頑張ります、、、!!!🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️#プログラミング初心者#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— おすぎ@プログラミング学習中 (@prograsugi) August 28, 2021
スクールのレビューをまとめた記事を書きましたので以下の記事も参考にしてください!
無料体験・カウンセリングを実施しているか
めちゃくちゃ重要です。
実際に受講してみたら自分には合わなかった…となっては大変ですよね。
そうならないためにも、無料体験やカウンセリングを実施しているところを選びましょう。
体験やカウンセリングを行うことで、どんな風に学習を進めていくのか、卒業するとどうなれるのかなど、スクールの詳細を事前に知ることができます。
スクールと自分の目指す方向性は合っているのかを確かめることができるので、後悔しないためにも必ず受けましょう。
サポートが充実しているか
スクールによってサポート内容は様々です。
例えば下記のようなサポートがあります。
- 転職サポート
- ポートフォリオ制作
- 24時間質問し放題
自分が何を重視するかによって変わってきますが、希望のサポートがあるかを事前に確認しておきましょう。
転職が目的なのであれば、転職サポートがあるスクールがいいでしょう。
また、ポートフォリオに関しては失敗している方が多く、就職・転職を目指すならポートフォリオ制作のサポートもついているところをおすすめします。
面接で、スクールで制作したものではないオリジナルのポートフォリオの提出を求められる場合もあります。
ポートフォリオの作り方は下記の記事を参考にしてください。
※学生向けと書いていますが、社会人でもやることは同じです。
メンターの質は高いか
メンターと密にやりとりをして学習していくため、メンターの質はめちゃくちゃ重要です。
メンター選びの基準としては下記があります。
- エンジニア経験があるか
- 説明が上手か
- 相談しやすい人柄か
スクールによってメンターの方向性は違ってくるので、こういった特徴があるメンターを採用しているのか、無料体験やカウンセリングで確認しておきましょう。
必ずしも現役エンジニアである必要はありません
現役エンジニアがメンターをやっているスクールもありますが、少し注意が必要です。
なぜなら、「現役エンジニア=教えるのも上手い」とは限らないからですね。
もちろん、有名なスクールでは教えることも上手いエンジニアが厳選されているので、そのへんは大丈夫かなと思います。
仕事ができるようになるレベルのスキルであれば、必ずしも現役エンジニアから学ぶ必要もないので、現役にこだわらなくてもいいかなと思います。
受講スタイルや期間が自分に合っているか
オンラインでの学習と教室に通って学習するスタイルがあります。
スクールによって選べたり決まっている場合があるので、事前に確認しておきましょう。
また、学習期間も人によって大きく変わってきます。
こちらもスクールによって様々なコースが用意されていますが、大体1~3ヶ月のケースが多いです。
確保できる学習期間や熱量で変わってくる部分なので、自分の状態に合わせて最適なコースがあるスクールを選びましょう。
今回紹介した以外のポイントに関しても詳しく知りたい方は、プログラミングスクールの選び方とは?判断材料にする5つのポイント!の記事をどうぞ。
現役エンジニアが選ぶ失敗しないプログラミングスクール
今回紹介した条件を満たすスクールを紹介します。
ニーズ別のおすすめスクールは次の3社。
- TechAcademy:出費を抑えて学習する人向け
- テックキャンプ:メンターの質にこだわる人向け
- DMM WEBCAMP COMMIT:20代で確実に就職したい人向け
ぶっちゃけどこも大差なしです。
自分の状況を見て、合っているところを選ぶ感じになるかと。
この3社はいずれも無料体験か無料カウンセリングを実施しているので、とりあえず無料で3社を比較してみて、一番しっくりきたところを選ぶといいかなと思います。
それぞれのスクールについての詳細はこちらにまとめています。検討している方はご覧ください。
プログラミングスクールで失敗しないための心構え
失敗しないための心構えは次の5つ。
- 受け身で受講しない
- 仲間を作る
- 無料体験は複数受ける
- スクールの事前調査をする
- 目的をはっきりさせる
それぞれ解説します!
受け身で受講しない
予習復習をしたり、メンターに積極的に質問するなど、向上心を持って能動的に動くことが大切です。
「とりあえず通ったけどスキルが身につかなかった…」という失敗談があるように、受け身での受講はかなりもったいないです。
スクールはあくまでサポートであるということを忘れず、自分主体で学習していく気持ちが必要です。
仲間を作る
一緒に学習する仲間を作ることをおすすめします。
これが独学にはない魅力で、モチベーションがめちゃくちゃ上がります。
仲間に負けないようにがんばれますし、わからないところは相談しあったりもできますね。
スクールによってはチームで制作をすることもありますし、長い目でみればここでの知り合いが将来的にはクライアントになる場合もあります。
人脈は貴重なので、仲良くしておくと色々とお得かと思います。
無料体験は複数受ける
どのスクールが自分に合っているかは実際に体験してみないとわかりません。
1社だけだと比較対象がなく良し悪しが判断できないため、後悔しないためにも複数社の無料体験・カウンセリングを受けることをおすすめします。
いくつか体験してみて、一番しっくりきたスクールを選ぶと良いかと思います。
スクールの事前調査をする
- 評判
- メンターの質
- 教材の質
- カリキュラム
- 受講スタイルや期間
などを事前に調査しておきましょう。
自分が何を重視するのかによってスクールは変わってくるため、自分に合ったところを選べるよう、スクールの調査は必須です。
ここを疎かにすると、「こんなはずじゃなかった…」となるかもしれません。
目的をはっきりさせる
プログラミングを学んで就職したいのか、教養として学びたいのかなど、プログラミングを学ぶ目的を明確にしましょう。
「エンジニアとして就職したかったのに、転職サポートがなかった」「就職する気はなかったのに転職サポートの料金がかかった」といったことが実際に起こっています。
また、スクールにはプログラミング言語ごとにコースがありまして、自分がプログラミングを学んで何を作りたいのかも明確にしておくと、このあたりも迷わないでしょう。
- プログラミングを学ぶ目的
- どんなスキルを身につけたいのか
上記2点を明確にしておくと良いかと思います。
まとめ
プログラミングスクールは良い話も悪い話も聞きますが、今回紹介した内容を実行すれば失敗する可能性はかなり低くなると思います。
失敗している方の多くが、
- 事前調査をしない
- 受け身での受講
- 学習意欲が低い
など、軽い気持ちで受講してしまっているという共通点があります。
まずは独学でプログラミングに触れてみて、やる気が高まった状態で検討するのがいいかなと思います。
あなたのプログラミングスクール選びの助けになれば幸いです。
それではプログラミング学習、応援しています!