テックキャンプ卒業生のサクマコです。
この記事では、実際に受講してみて「テックキャンプの感想はどうだったか」という点で包み隠さず解説していきたいと思います。
テックキャンプに通おうか迷っている方は、一意見として参考にしてみてください。
テックキャンプのコースと料金について
テックキャンプエンジニア転職では、自分の学習環境によって2つの学習スタイルから選ぶことができます。
また、「オンラインのみ」「オンラインと通学の両方」を選択できるようになり、料金が変わったのでその点も詳しく解説していきます。
2つの学習スタイル
テックキャンプには下記の二つのコースがあります。
- 短期集中スタイル:短い期間で学習する
- 夜間・休日スタイル:仕事をしながら学習する
短期集中スタイルでは、10週間という短い期間で600時間の学習を行います。
私は、この短期集中スタイルで受講しましたが想像以上にハードでした。
週60時間の学習が必要になり、休みは一日ほどしか取れない状況でした。目安は週60時間ですが、私も含めて受講生は週70時間ぐらい学習していましたね。
夜間・休日スタイルでは、半年という長い期間で600時間の学習を行います。
このコースは、仕事をしながらプログラミング学習したい方向けのコースです。
仕事しながら、仕事帰りや休日で週25時間は学習する必要があります。
そのため、半年間は、休日がなくなることを覚悟しなくてはなりません。
料金と学習プランが変わった
私が受講していた時期は、「短期集中スタイル」「夜間・休日スタイル」の二つの料金しかありませんでした。
しかし新しくプランが追加され、料金も変わったので紹介していきます。
短期集中スタイル
- オンラインプラン:657,800円 (税込)
- 通学プラン :767,800円 (税込)
夜間・休日スタイル
- オンラインプラン:877,800円 (税込)
- 通学プラン :987,800円 (税込)
オンラインプランは、通学なしでオンライン完結で学習を行います。
通学プランは、月〜金曜日は通学とオンライン受講のどちらか選んで受講できます。
個人的には、オンラインでも問題なく終わらせることができるので、料金も安いオンラインプランがオススメですよ。
テックキャンプを実際に利用してよかった点
テックキャンプを受講してみて、よかった箇所を紹介していきます。
下記の3つです。
- 同じスタートで頑張る仲間ができる
- サポートを充実している
- オンライン教材のレベルが高い
同じスタートで頑張る仲間ができる
学習が始まると、受講期間中(10週間) に、3〜4人のグループが自動的に作られます。
このメンバーで月〜金曜日の間、毎日学習したことをお互いに話し合い知識の定着に繋げていました。
また、エンジニア転職についてや関係ない話もよくしていました。
グループを作ったことが、プログラミング学習で挫折しなかった一番のポイントでした。
サポートを充実している
とにかく至れり尽くせりの環境でした。
学習期間中は、挫折しないように専属のライフコーチ が学習スケジュールや相談に乗ってくれます。
転職活動が始まると、専属のキャリアアドバイザーがつき、履歴書の添削や面接、受講生の性格やキャリアプランを考えて企業を紹介してくれます。
オンライン教材のレベルが高い
文章や図による説明と、難しい内容は動画で説明してくれるので、分かりやすかったです。
また、受講生から質問が多い箇所は改善が繰り返されているらしく、スムーズに学習することができました。
テックキャンプの気になるところ
他のスクールと比べて、気になった点を素直な感想で紹介していきます。
メンターに当たりハズレがある
分からない問題に共感してくれ、受講生に寄り添い解決してくれるメンターもいれば、
淡々と問題解決して説明してくれないメンターやそもそも知識が浅いメンターもいます。
割合にしたら良いメンター6割、経験浅い方、メンターに向いていない人4割といった感じでした。
正直、説明下手だと再度違う方に質問しないといけませんし、経験の浅い人に当たるとかなり時間を持っていかれます。
チェンジ頼めば良いことかも知れませんが、私は申し訳なくてできませんでした。
オリジナルのポートフォリオ制作はない
カリキュラム内容にオリジナルのwedアプリケーション製作は含まれてなかったです。
そのため、カリキュラム外の技術に関しては質問することができません。
実際に教えてくれないか、10回ほどオリジナルwedアプリケーションについて相談しましたが教えてもらえませんでした。
受講料が他のスクールよりも高い
他のスクールでは30〜40万であるのに比べ、65〜100万程度の受講料が必要になります。
高くなっている理由として、教材やメンターだけでなく専属のライフコーチ 、キャリアドバイザーなど学習環境や転職活動のあらゆる面で力を入れているからだと思います。
実際に料金は高いですが、学習環境は徹底されており、転職活動もスムーズに進めることができました。
テックキャンプのカリキュラム内容について
テックキャンプでは、独自のオンライン教材を使用して学習を進めていきます。
学習を進めていく内に、「解決できない問題」「分からない箇所」が出てきても気軽に質問できます。
質問できる時間は、毎日11〜22時の間はいつでも質問できるので、学習がスムーズに進みます。
カリキュラムは、合計600時間の学習を必要としています。
大きく分けると「基礎、応用、発展、最終課題(フリマアプリ制作)」の4つのステップに分けられています。
ステップごとに内容が違うので、詳しく解説していきます。
【〜2週間】基礎カリキュラム
基礎カリキュラムでは、2週間で簡単な 「Webアプリケーション」を作れる技術を身に付けることができます。
具体的な流れとして、初めはパソコンの環境設定や使い方の説明があります。パソコンの扱いに慣れている方は飛ばしても良い内容になります。
次に、 HTMLとCSSを学習して、Webページ作成を行います。
基礎のWebページができたら、プログラミング言語である「Ruby」の学習を始めていきます。
オンライン教材で理解が難しい箇所は、動画による解説があるのでスムーズに学習を進めることができます。
最後に、 Rubyのフレームワークの「Ruby on Rails」を使って簡単なWebアプリケーション開発をしていきます。
一度、開発の体験することでWebアプリケーションの全体像が見え、モチベーションが上がりました。
もし、この時点でテックキャンプが向いていない方は、14日以内であれば全額返金され途中退場することもできます。
【3〜6週間】応用、発展カリキュラム
応用・発展カリキュラム共に、2週間を目安とされています。
基礎から発展の6週間(360時間)で、現場で必要とされる技術を身につけることができました。
応用カリキュラムでは、「写真投稿アプリとチャットアプリ」のWebアプリケーション制作を通して、Rubyの技術や開発に必要なスキルが身につきました。
開発に必要なスキルとして、Git/GitHub(チーム開発する上で技術)、 Rspec(アプリ公開する前にテストする技術)などを学習することができます。
エンジニアになる上で必要とされる考え方も合わせて学べます。
発展カリキュラムでは、「JavaScript」という別のプログラミング言語について学習していきます。
「Ruby (Ruby on Rails)」と「JavaScript」の二つの言語を組み合せたメモ投稿アプリの製作を行います。
他のプログラミング言語を使うことで、より実践的なWebアプリケーション制作ができるようになります。
この発展までの学習で、テックキャンプで教わることは9割以上終わりました。
残りの4週間で、学んだ知識を自分1人で開発できるようにしていきます。
【7〜10週間】2つの課題(フリマアプリ制作 )
残りの4週間では、実装課題と最終課題 (フリマアプリ制作 )の二つを行います。
大体、「実装課題に1週間」「最終課題に2〜3週間」ほど時間を必要とします。
実装課題は、今まで学習した技術が身についているか開発を通して確認をします。
ほとんどヒントはなく、開発の手順を自分で考えていく必要があります。
そのため、学習で理解ができていないところに気づき、苦手な分野を集中的に復習することできます。
最後に、最終課題でフリマアプリの製作を行います。
0から何が必要になるか考えて実装していくので、今までの開発よりかなり難しくなります。
フリマアプリが制作できれば、オリジナルアプリケーション開発することもできます。
実際に半分以上の方は、受講期間中にオリジナルアプリケーション開発を始めていました。
私も9週間でカリキュラムを終えたので、差別化するためにオリジナルアプリケーションを制作をしていました。
ここに関しては、カリキュラム内容ではないのでアドバイスは貰えませんでした…
スクールに通う前しておくべきこと
テックキャンプを受講する前に、やっておけばよかったな…と後悔していることが2つありました。
次の2点です。
- Progateなどのオンライン教材を事前にやっておく
- 他のスクールの無料カウセリングを行う
プログラミングスクールに通うことを検討している方は、必ず実践しておいてくださいね。
Progateなどのオンライン教材をやっておく
プログラミング学習の基礎は、オンライン教材だけでもある程度できてます。
学習を進めていく内に、プログラミングが自分に合っているかどうか判断できます。
基礎学習をスクールに行く前に終わらせることで、効率よく進めることができ、難しい箇所に時間をかけて学習することができます。
具体的なプランとして、 Progateの「月々1,078円の有料コース」を1ヶ月分だけ利用してください。
学習する内容は、「HTML&CSS」「Ruby」「Ruby on Rails5」の3つを勉強しておくべきです。
他のスクールの無料カウセリングを行う
私は、テックキャンプだけしか無料カウセリングに行っていませんでした。
テックキャンプが悪いというわけでなく、色んな話を聞いて情報収集してから決めるべきです。
無料カウセリングを予約するのにも時間がかかるので、Progateの学習と並行して無料カウセリングを行うと良いですよ。
まとめ
テックキャンプは料金が少しお高めですが、学習環境や転職支援が充実しています。
また、パソコンの使い方から教えてくれるので完全未経験でも安心して受講できますよ。
まずは無料カウセリングをいくつか予約して、Progateで事前学習を始めましょう。
この記事を書いた人
名前:サクマコ
Webライターのサクマコと申します。
前職では飲食業で働いており、ブラック企業だったため転職を決意。
将来のことを考え、TECH CAMPの短期集中転職コースで受講することに決めました。
当時はエンジニアを目指していましたが、文章をまとめることが好きになりフリーランスのWebライターになりました。
ちなみにWebライターしながら、友人にプログラミングを教えています。
どうぞ、よろしくお願いします。
ブログ:サクマコブログ
真戸からの一言
今回紹介したテックキャンプはマコなり社長で有名ですね。自分に合っているスクールかどうか、まずは無料カウンセリングを受けてみましょう。
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