プログラミングスクール卒業生のサクマコ(@4wSfat0yeCIeiZx)です。
この記事では、「プログラミングスクールの選び方が分からない」という方の疑問にお答えしていきます。
具体的には、
- 受講を検討する前に考えること
- スクール選びで重要になるポイント
- 正しくスクールを比較する方法
- 判断材料にしてはいけないスクール情報
上記の順番で、後悔しないプログラミングスクールの選び方について徹底解説していきます。
ネットの情報は嘘の内容も多く含まれているので、しっかりと自分で見極めれるようになりましょう。
5分程度で迷わずにスクール選びができるようになるので、最後までどうぞお付き合いください。
受講を検討する前に考えること
自分はプログラミング学習して、どうなりたいのか考える必要があります。
「とりあえずスクール入って学習しよう」という考えでは、無駄なお金を払うことになってしまいます。
自分の目的に合わせてスクールを選ぶようにしましょう。
プログラミングスクールを利用する理由と目的を明確にする
まずは自分の方向性について考えていきましょう。
そこから逆算して考えていくことで、ある程度スクールを絞ることができますよ。
あなたがスクールに行き、プログラミングを学ぶ理由はどれでしょうか?
- エンジニア転職したい
- フリーランスエンジニアになりたい
- 教養としてプログラミングを学習したい
エンジニア転職を考えているのであれば、転職支援があるスクールを。
フリーランスを目指すのであれば、「フリーランス特化スクールを受講する」もしくは「2〜3年就職して実務経験や実績をつけてフリーランスに」という選択肢があります。
個人的には、いきなりフリーランスになるのは難しいので、一度企業に就職して「実績と開発経験」を積んでからフリーランスになる方がオススメです。
教養として学びたい方は、転職支援がないスクールで安く受講しましょう。
転職支援の無いコースを選ぶと安くなる
転職支援のあるスクールは、比較的料金が高い傾向にあります。
名前は伏せますが、転職支援があるとないのでは「40万以上」も変わってくるスクールもあります。
転職支援が悪いわけではないのですが、転職支援を必要としなくても転職成功することは普通にできてしまうんです。
とはいえ、「ひとりで転職成功する自信がない」と不安に感じるかもしれません。
安心してください。転職支援がなくても無料でサポートしてもらう方法があるんです。
その前に、転職支援では何をしてくれるのか知っておきましょう。
私がスクールを受講して受けた転職サポートは以下の通りです。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 模擬面接
- 企業の紹介
小さいサポートは他にもありますが、主に上記の3つになります。
書類の添削と模擬面接は、転職エージェントを利用すれば無料で済みます。
企業の紹介に関して、紹介はしてくれるが「結局自分で応募して面接することがほとんど」になります。
そのため、個人的には価値のあるサービスとはいえません。
以上のこと踏まえ、転職サポートで10〜20万、多いところは40万以上払う価値はあるでしょうか?
私は転職サポートあるスクールに受講しましたが、「転職支援がなくてもよかったな」と感じました。
行う作業は少し増えてしまいますが、転職支援はなくても転職はできますよ。
プログラミングスクール選びで気をつける5つのポイント
実際に私がスクールを受講してみて、選ぶポイントを間違えたと後悔していることが沢山あります。
そんな失敗談からスクールを選ぶポイントを紹介していきます。
スクールを決めるポイントは下記の通りです。
- 現役エンジニアの講師がいる
- カリキュラム内容に、オリジナルのポートフォリオ制作がある
- 卒業後にも、教材が見ることができる
- 通学がないスクールを選ぶ(完全オンライン完結のスクール)
- 有料のスクールで必ず受講する
それでは、順番にみていきましょう。
メンターのレベルが重要になる
スクールによって、メンターの質は大きく変わってきます。
現役のエンジニアだけが教えるところもあれば、大学生がメンターをしているところもあります。
メンターが大学生であれば、就職経験もなければプログラマーとしての実績もありません。
そうなればカリキュラムの内容以外で問題が出ても、対応することはできないでしょう。
実際にプログラミング学習をしていると、カリキュラム以外の内容で疑問に感じる時があります。
しかし相談すると「カリキュラム内容以外だから答えられない」と言われてしまいます。
現役エンジニアであれば、カリキュラム内容以外の質問に答えて、キャリア相談にも乗ってくれます。
スクールを選ぶ際は、必ず現役エンジニアが教えてくれるスクールにいきましょう。
オリジナルのポートフォリオ制作があるスクールを選ぶこと
転職活動する上で、オリジナルのポートフォリオは大きな武器になります。
しかし、オリジナルのポートフォリオ制作のサポートがあるところ・ないところが存在します。
カリキュラムで開発したことをポートフォリオとして提出してもいいのですが、マイナスに働くことがほとんど。
企業の立場で考えると「カリキュラムで開発したポートフォリオは、見飽きている」ということが原因です。
同じスキルの開発であっても、オリジナルの方が印象に残りやすい傾向にあります。
食べ物に置き換えると「毎日デザートがりんごだったら飽きるけど、みかんやぶどうなどのフルーツが来たら嬉しい」みたいなことですね。
実際にスクールの卒業生でりんご状態の人が多く、企業側は困っているという話をよく聞きます。
転職を成功させたいのなら、カリキュラムに「オリジナルのポートフォリオ制作がある」スクールを選ぶようにしましょう。
卒業後に教材が見れないスクールはやめておく
卒業後や内定が決まると、教材が見れなくなるスクールがあります。
これに関しては、特に受講前に説明がないところがあるので注意してください。
内定貰ったり就職しても、見返すために教材はあった方が間違いなく便利です。
スクール卒業してからも教材を見れるスクールがオススメですよ。
教室がないスクールを選ぶようにする
完全オンラインのスクールの中から選ぶようにしましょう。
教室がある場合は通学できるというメリットがある反面、教室の維持費が受講代から取られてしまいます。
そもそもプログラミングは、完全オンラインで問題なく学習することができます。
「どうしても通学したい」と考えている方以外は、維持費が取られない完全オンラインのスクールを受講するべきです。
無料スクールの受講はしない
プログラミングスクールには、無料で学習できるスクールがあります。
「同じプログラミングが学ぶなら、無料がいいのでは?」と考える方かも知れませんが、うまい話には裏があります。
無料スクールでは、受講生が特定の企業に就職することで利益を得ています。
そのため、自分が行きたいと思った企業に就職できず、就職先はほとんどSES(客席常駐)になってしまいます。
自分が行きたいと企業に就職する方法もありますが、違約金が発生するので結局お金を払うことになってしまいます。
正しくプログラミングスクールを比較する方法
自分にあったスクールを選ぶには、話を聞いて体験してみるのが一番だと思います。
それでは、具体的な行動プランを紹介していきます。
複数の無料カウンセリングで同じ質問する
調べてある程度までスクールを絞れたら、実際に話を聞きにいきましょう。
ここで気をつけて欲しいポイントは、聞き手に回らないということです。
無料カウンセリングでは、積極的に質問するようにしてください。
具体的は、下記のような質問をするとリアルな情報が知れますよ。
- オリジナルのポートフォリオ制作はあるのか
- メンターは現役エンジニアなのか
- 卒業、就職しても教材は見る事ができるのか
- 質問対応時間はどれくらいなのか
- カリキュラムは、具体的にどのように進むのか
- 通学は行っているか
- 転職支援は何をしてくれるのか
同じ質問をすれば、その内容で比較して自分にあったスクールが見えてきます。
年齢や個人的な悩みも、合わせて相談すると今後のキャリアプランも明確になるので、あらかじめ質問を考えておきましょう。
無料体験に参加してみる
スクールを受講してみて「思っていたのと違う!」とならないように、無料体験で自分に合うか確認しましょう。
実際に、授業の進め方やカリキュラムの質、メンターの雰囲気などを確かめることができます。
もし時間があれば、メンターの方に転職の成功体験やエンジニアの仕事について聞いてるのもオススメですよ。
現役のエンジニアであれば、有益な情報が聞けると思います。
判断材料にしてはいけないスクール情報
「これだけは全く当てにないな」という情報がいくつかあります。
間違ってもこれからいう情報で、スクールを決めないようにしてください。
全額返金保証は、ほとんど対象外
転職できなかったら全額返金するスクールがありますが、ほとんどの人は受けることができません。
理由は全額返金保証を受けるための条件が多すぎるからです。
全額返金の対象になる人は、次の通りです。
- スクールから紹介された企業は断らない
- 転職先は、全国どこでもいい人(主に東京)
- 転職意思はあるけど、内定が一個もでない人
上記が全てではないですが、全額返金の対象になるのは難しいと言えます。
行きたくない企業を紹介され内定が出たり、地元付近で転職を絞る人は対象から外れてしまいます。
つまり、転職できなくても全額返金されない人がほとんどということです。
転職成功率や業界区分の割合は当てにならない
転職成功率99%や自社開発企業30%以上などの割合は、本当に参考になりません。
理由としては、全ての受講生のデータから出た割合ではないからです。
公式ページをよく見てみると、様々な条件をクリアした受講生のみを対象としていることが分かります。
全てのスクールが、そのように制限をかけているのではないのも知れませんが、どのような条件で割合が出ているのかを調べている時間は無駄です。
「公式の情報だから信用できる」と考えないようにしましょう。
実際に授業を体験していない方の紹介記事
ネット情報の中には、利益目的のためにスクールを紹介している記事が多く存在します。
特にスクールを体験していない方の紹介記事は、公式のデータや良い情報をピックアップしているだけのケースが多く、鵜呑みにしてはいけません。
プロの料理人が、公式情報を見ただけで味が想像できるでしょうか?店の雰囲気は?接客の対応は?
そんな情報は、お店に行ってみないことには詳しくは分かりません。
お店で食事する時、口コミをみて決めたりしませんか?
それと同様で、実際に受講した人の記事やYoutube動画、Twitterの情報の方が正しい判断材料になると思います。
結論として、ネットに書いておる情報を全ては信じないようにしてください。
最終的には、体験や無料カウンセリングを通して、自分で考えてスクールを決めましょう。
まとめ
スクールを決める上で、特に必要なことは自分の目と耳で情報を集めるということです。
後悔しないように、複数の無料カウンセリングや無料体験にいくようにしましょう。
無料カウンセリングを行う場合は、事前に質問を紙などに書いておき、聞き手に回らないように気をつけてください。
スクール選びは大変ですが、しっかり情報取集を行って受講するか決めてくださいね。
この記事を書いた人
Webライターのサクマコと申します。
前職では飲食業で働いており、ブラック企業だったため転職を決意。
将来のことを考え、有料のプログラミングスクールを受講することに決めました。
当時はエンジニアを目指していましたが、文章をまとめることが好きになりフリーランスのWebライターになりました。
ちなみにWebライターしながら、友人にプログラミングを教えています。
どうぞ、よろしくお願いします。