こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- MacとWindowsどっちがいいの?
- ノート?デスク?
- 必要なパソコンのスペック
- MacBookのメリット・デメリット
- MacBookの買い方
「プログラミングといえばMac!」というイメージを持っている方は多いと思います。
MacはWindowsに比べ値段も高く、後悔しないためにも最適なものを選びたいですよね。
私はエンジニアとして長年MacBookを使っていますが、結論、プログラミングにMacBookはかなりおすすめです。
ちなみにMacBookというのはMacのノートパソコン版です。
今回は、プログラミングにMacBookがおすすめの理由と、おすすめのMacBookを紹介します!
MacとWindowsどっちがいいの?
パソコンにはOS(オペレーティングシステム)という、そのデバイスを動作させるための根本的なソフトウェアがあり、OSによってデバイスの動作や使えるアプリが違ってきます。
結論からいうと、Macがおすすめです。
理由はいくつかありますが、一番の理由は、プログラミングでよく使うLinuxというOSの動作に近いからです。
Linuxはプログラムを動作させるサーバーでよく使われるOSですが、WindowsOSとは挙動が違ったり、操作するためのコマンドを覚える必要があります。
Macでプログラミングをしていれば、ほぼ本番と同じような環境で練習できるほか、Linuxを操作する練習にもなります。
また、MacはiPhone用のアプリ開発も行えるので、アプリ開発に興味がある方にもおすすめです。
ただなかには、環境的にWindowsを使う必要がある人もいるかと思います。
Windowsパソコンを買う場合の注意点は、以下の記事て紹介していますので、併せてお読みくださいませ。
ノートパソコンかデスクトップパソコンか
パソコンを買う際、ノートとデスクトップで迷うかと思いますが、それぞれの特長を理解しておきましょう。
ノートパソコンの特徴
- 持ち運びに便利
- カメラやマイクなどの周辺機器が必要ない
- 値段が高い
デスクトップパソコンの特徴
- 持ち運び不可
- 周辺機器が必要
- 値段が安い
プログラミングをするならおすすめは断然ノートパソコンです。
なぜなら、持ち運びが圧倒的に楽だからです。
プログラミングの仕事をしていると、打ち合わせなどで持ち運ぶ機会がかなりあります。
また、ちょっとした気分転換にカフェにいったりなど、どこでも好きな場所で作業できるというのは大きなメリットです。
デスクトップに比べ値段は少しはりますが、ノートパソコンを強くおすすめします。
プログラミングに必要なパソコンのスペック
プログラミングをするにはある程度のスペックが必要になります。
言語や作るものによって推奨スペックは変わってきますが、一般的に快適に作業できるスペックを紹介します。
パソコンのスペックを選ぶ際に考える部分は次の5点。
- CPU:パソコンの頭脳で最も重要
- メモリ:作業スペース
- ストレージ:保存領域
- GPU:画像処理(グラフィック)
- 画面サイズ:見やすさ、作業のしやすさ
順番にみていきましょう。
CPU
CPUは人間でいう頭脳のような部分で、スペック選びの際はめちゃくちゃ重要になる部分です。
CPUの性能がパソコンの動作全体に影響するので、最も重要なパーツといっても過言ではありません。
Corei3~Corei9まで種類がありますが、Corei5以上、余裕があればCorei7以上を選んでおけば間違いないでしょう。
また、CPUにはコア数やクロック数といったスペックがあります。
「Corei7 2GHz 4(クアッド)コア」のような記載を見たことあるでしょうか?
詳しく解説すると長くなってしまうので割愛しますが、とりあえず2GHz2(デュアル)コア以上を選んでおきましょう。
最近のMacBookはM1チップというCPUを採用しており、Corei○という表記ではありませんが、上記のスペックは余裕で越えているので特に気にしなくても大丈夫かと思います。
メモリ
メモリはデータの作業スペースです。
わかりやすい例えでいうと、机や作業台のようなイメージですね。
作業する際に、より大きな机で作業をしたほうが効率がいいですよね。
机が広ければ様々な書類を開き、筆記用具をおいたり、辞書を開きながら作業することができます。
メモリの容量の大きさはこの机の広さのことで、容量が大きければ大きいほど机も広くなり、作業効率が上がるということです。
MacBookだと8GBか16GBが主流ですね。
メモリは8GB以上のものを選んでおけば大丈夫です。
ストレージ
ストレージはHDDやSSDと呼ばれたりしますが、データを保存しておく領域です。
ストレージの容量が大きいと単純により多くのデータを保存できるようになるため、作業がはかどります。
HDDとSSDの違いは下記。
- HDD:データの読み書きが遅い。値段が安い。壊れやすい。
- SSD:データの読み書きが速い。値段が高い。壊れにくい。
おすすめはSSDで256GB以上です。
最近ではオンラインストレージを使う人も増えていますが、それにも限度があるため、ある程度の容量があると安心です。
GPU
GPUはグラフィック処理を担当するCPUのようなイメージです。
動画編集など、高画質な処理が必要な場合はGPUがないと満足に作業できません。
GPUは、CPUに統合されているタイプと、CPUとは別に独立しているタイプがあり、後者のほうが圧倒的なスペックを誇ります。
MacBookの場合、Proの13インチが統合型、16インチが独立型のため、高負荷な処理をする場合は16インチが必要になります。
しかし、プログラミングが目的であればそこまで高性能なグラフィック性能は必要ないため、気にしなくても大丈夫です。
画面サイズ
作業をする上で画面サイズはめちゃくちゃ重要です。
MacBookの場合は13インチと16インチの2種類がありますが、おすすめは13インチです。
なぜなら、持ち運びがしやすいから。
最近のパソコンは解像度が高く、13インチであっても十分快適に作業することができます。
私自身13インチでプログラミングを長年やっていますが、不便を感じたことはありません。
必要に応じて2枚めのモニターを繋ぐこともできますからね。
動画編集やグラフィック系の作業をする予定がなければ13インチで十分です。
プログラミングでMacBookを使うメリット・デメリット
メリット
MacBookを使うメリットは次のとおり。
- Linuxに慣れることができる
- 直感的な操作でわかりやすい
- Mac内でWindowsが起動できる
- Macでしか使えないツールがある
- 起動が速い
実際にプログラミングが動くサーバーと環境が近いので、不具合が起きにくく、環境に慣れることができるのが大きなメリットですね。
また、直感的なジェスチャー操作ができるので作業効率も圧倒的に高くなります。
デメリット
MacBookを使うデメリットは次の2点。
- 操作に慣れるまで時間がかかる
- 値段が高い
Windowsとはキーボードの配置からショートカットまであらゆる部分が違うため、慣れるまでは少し時間がかかります。
といっても、毎日使っていれば数日で慣れてくるレベルかと思います。
あとはWindowsに比べて値段が高いことですね。
高機能な分値は張りますが、上記のようなメリットがあるためその分快適なプログラミングライフを送ることができます。
MacBookの種類は3つ
MacBookの種類は次の3つ。
- MacBook Air
- MacBook Pro
- MacBook
それぞれみていきましょう。
MacBook Air
MacBook Airの特徴
- コンパクトで持ち運びに便利
- 他モデルと比べ値段が安い
- 他モデルと比べ性能はやや控えめ
圧倒的な人気を誇るMacBook Air。
簡単な作業であれば十分こなせるスペックで、コスパがいいことからAirを使っている人はかなり多いです。
MacBook Airのスペック
プロセッサ | Apple |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ Retinaディスプレイ |
GPU | 7コアGPU |
色 | ゴールド/シルバー/スペースグレイ |
価格 | 115,280円(税込) |
MacBook Airは下記のような方におすすめです。
- よく持ち運びをする人
- コスパよくMacBookを使いたい人
- ネットサーフィンやブログ運営がメインの人
MacBook Pro
MacBook Proの特徴
- コンパクトで性能が高い
- 13インチと16インチから選べる
- 他モデルに比べ値段が高め
MacBook Proはプログラミングや様々なツールを使う人に人気のモデルです。
以前までは本体が大きく、持ち運びに不便なところがありましたが、現在では非常にコンパクトになった上に性能も上がっています。
MacBook Proのスペック
プロセッサ | Apple |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ Retinaディスプレイ |
GPU | 8コアGPU |
色 | シルバー/スペースグレイ |
価格 | 148,280円(税込) |
MacBook
こちらは現在では販売終了してしまい、中古販売が主になります。
最終モデルは2017年版なので、現在のものと比べると性能にかなり差がでてしまうことになります。
中古品がめちゃくちゃ安い場合や、どうしてもこちらのモデルが使いたい理由がなければあまりおすすめはしません。
プログラミングにおすすめのMacBookはPro13インチ
結論ですが、プログラミングにおすすめなのはMacBook Proの13インチです。
理由は下記。
- コンパクトで持ち運びに便利
- そのわりに十分すぎる性能
- 13インチが作業・普段使いに丁度いい
プログラミング用として5年ほどMacBookを使ってきましたが、MacBook Proが一番使いやすいと感じました。
年々スペックも上がり、性能面で特に不便を感じたことはありません。
また、MacBook Proの一番の懸念であった重量もかなり軽くなっています。
プログラミング用として購入するならMacBook Proを買っておけば間違いないと思います!
MacBookの買い方
MacBookの買い方を5つ紹介します。
- Apple公式から買う
- 認定整備済製品を買う
- ECサイトから買う
- 家電量販店で買う
- フリマなどで中古品を買う
順番にみていきましょう。
Apple公式から買う
一番オーソドックスですが、Appleの公式サイトから購入する方法です。
公式サイトなので安心して新品を買うことができますね。
また、公式サイトの場合はAppleローンで支払いの負担を減らしたり、学割を利用して安く買うこともできるのでおすすめです。
認定整備済製品を買う
認定整備済製品というのは、なんらかの理由で返品された製品をAppleが新品同様に整備した製品のことです。
ほぼ新品の製品を定価の約15%OFFで買うことができるのが魅力です。
また、新品同様1年間の保証がついており、延長することもできます。
よくある誤解として、不具合がある・寿命が短い・性能が悪いなどいわれたりしますが、そういった事実はありませんので安心してください。
ECサイトから買う
Amazonや楽天などのECサイトからでも購入することができます。
定価よりも安く買うことができる可能性があるのが魅力です。
出品元や製品の状態をよく確認する必要はありますが、手軽に安く買いたい方にはおすすめです。
家電量販店で買う
もちろん家電量販店でも購入することができます。
家電量販店ではスタッフがいるので、わからないことを相談しながら商品を選ぶことができます。
お店のポイントを使った割引も受けられるので、商品について相談したい、ポイントを使って安く買いたい方におすすめです。
フリマなどで中古品を買う
圧倒的に安く購入できるのが中古品です。
状態によって値段は左右されますが、定価の半額程度で買えることもあります。
ただ、中古品なので思わぬトラブルが起こる可能性があるため、購入前にどんな状態か、出品者は信用できるのかをよく確認しましょう。
まとめ
これからパソコンを買ってプログラミングを始めたい方には圧倒的にMacBookをおすすめします。
しかし、どうしても費用がかかってしまうため、無理をしてまで購入する必要はないかなと思います。
手持ちのパソコンがあればそれでもいいですし、買うとしてもWindowsの安めのモデルでとりあえず試してみるのもいいかと思います。
自分の目的にあったモデルを選んで快適にプログラミング学習をしていきましょう!
MacBookを購入後は、便利なアプリを入れたり設定をして快適に使いましょう。
プログラミングを始める方は、プログラミング学習に必要なものは3つだけ【その後の学習手順も解説】も併せてご覧くださいませ。
Macを買ったらやるべきこと
プログラミングの始め方
それでは以上です。プログラミング学習、応援しています!