こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 怖くて仕事を辞めたいと言えない理由
- 仕事を辞めることを言えないでいるリスク
- 仕事を辞めたいけど怖くて言えない時の解決策3つ
- 円満退職をするためのポイント5つ
仕事を辞めたいと思っていても、話を切り出すのはかなり勇気がいります。
昔の私もそうでした。辞めたいと思いつつ怖くて言い出せず、結局半年ぐらいはもやもやしながら働き続けていました。
当記事では、怖くて退職を切り出せない場合の解決策と、円満退職をするためのポイントを実体験をもとに紹介します。
それではみていきましょう〜
怖くて仕事を辞めたいと言えない理由
私もそうだったのですが、下記のような理由で言い出せないのではないでしょうか。
- 上司が怖い&怒られそうだから
- 職場に迷惑がかかるから
- 同僚と気まずくなるから
- どう伝えればいいかわからないから
まずは理由を把握しておくことが大切かなと。なぜなら、これらの不安が解消されれば言い出せるようになるということだからですね。
上司が怖い&怒られそうだから
上司が怖い人なら、「怒られたらどうしよう…」「ボロクソに言われたらどうしよう…」と不安になりますよね。
とくにブラックなところだと人格否定されるレベルで暴言を吐かれたなんて話も聞きますね…。
私の以前の職場もそうでして、いわゆるブラックで体育会系だったので、職場に怒鳴り声が聞こえたりする職場でした。
以前仕事ができなくて悩んでいるときに、上司はおろか、社長に直接「いらない」とまで言われる環境でした!!(ひどすぎぃ!!)
こういった環境だと怒られることが容易に想像できるので、なかなか言い出せなくなりますね。
職場に迷惑がかかるから
人間関係がよかったり、責任感が強い人ほど、迷惑をかけたくないという理由で行動できなくなってしまいます。
「この仕事ができるのは自分だけだから」「人手不足だから」と色々考えてしまうわけですね。
辞めても会社は潰れない
ぶっちゃけそこまで考える必要はないかなと。
人が辞めたら会社は新しい人を雇うだけですし、ひとり辞めたら崩壊するような会社はそもそも破綻しているのでどのみち長続きはしない可能性が高いです。
同僚と気まずくなるから
退職を伝えたあと、どうしても1ヶ月ぐらいは気まずい期間があります。「どんな顔して接すればいいんだろう」「無視とかされないかな…」という不安があるかと思います。
これに関してはそのとおりです。
とはいえ、会社としては退職は珍しいことではないので、意外に普通に接してくれます。
私は退職する側、される側どちらも経験していますが、気まずいと思っているのは本人だけだったりします。
※そもそも退職で態度が変わる職場なら、将来性があるかをよく考えたほうがいいです。
どう伝えればいいかわからないから
- 呼び出すのか、その場で伝えるのか
- 呼び出すならどうやって上司を呼び出そうか
- なんて言えばわかってくれるのか
- いつ伝えればいいのか
などなど、とくに初めての退職だと、わからないことが多すぎて怖いかと思います。
こちらに関しては私が実際に辞めた手順を後述しますね。
人生の主役はあなたです
退職を経験して思うのは、「人の顔色を伺いすぎると人生損するな」ということでした。
人生の主役はあなたなので、
- 怒られそう
- 職場に迷惑がかかる
とかは、ぶっちゃけ考えなくてもいいかなと思います。人のために尽くしても人生がよくなるわけではないので。
たしかに退職を伝えれば嫌な思いをするかもしれません。
でも、それは長い人生においてほんの1ヶ月ぐらいでして、自分の将来を良くしていくためには勇気をだすことも必要です。
仕事を辞めることを言えないでいるリスク
怖くて退職を切り出せない気持ちはめちゃくちゃわかります。
実際私も半年間はずるずると引きずってしまったのですが、その間に感じたリスクは次のとおり。
- 歳をとって転職しづらくなる
- 市場価値が下がる
- シンプルにストレスが辛い
歳をとって転職しづらくなる
転職の難易度は年齢に直結しておりまして、辞めたいと思いつつ数年とか経ってしまうとかなりハードルが上がります。
石の上にも3年といいますが、3年も辞めたい職場で続けて得られるメリットってありますかね。
以前は転職=悪という風潮もあったかもですが、最近は誰でも当たり前のように転職を経験していますよね。
1年未満の退職でも普通に転職できる時代です。大切なのは退職理由の伝え方だったりするので、歳を取る前に勇気をだすことも大切です。
市場価値が下がる
「辞めたいと思っている=結果がだせないor評価されない職場」ではないでしょうか。
結果が出せて評価されて収入も右肩上がりなら多分続けますよね。
結果が出せないところで長年がんばっても、貴重な若い時間だけ消費して、なにもスキルがない人材になってしまいます。
そうなると市場価値としてはかなり低く、将来収入を上げたくても上げられないという状況になります。
20代であれば、若いというだけで武器になるので、貴重な時間を結果がでない職場で消費するのはもったいないです。
シンプルにストレスが辛い
「辞めたいなあ」と思いながら働くのってシンプルに辛いです。辛いだけならいいかもですが、私の場合はストレスで身体を壊すところまでいきました。
人生の時間の多くは職場で過ごすわけですから、その時間が楽しくないというのはぶっちゃけかなり辛いです。
やむを得ない事情があるなら仕方ないかもですが、そうでないなら少しでも早く辛さから解放されたほうが後悔も少ないかなと。
仕事を辞めたいけど怖くて言えない時の解決策3つ
解決策は次の3つ。私は今まで2回転職をしており、実体験をベースに話します。
- 退職の意志を伝える手順を知っておく
- 就職先を見つけておく
- 退職代行を使う
退職の意志を伝える手順を知っておく
実際に私が悩んだのは次の4つでした。
- 呼び出すのか、その場で伝えるのか
- 呼び出すならどうやって上司を呼び出そうか
- いつ伝えればいいのか
- なんて言えばわかってくれるのか
どう解決したのか説明していきますね。
口頭orチャットで上司を呼び出した
1社目の会社はチャットツールがなかったので口頭、2社目はチャットで呼び出しました。
内容としては、「少し話したいことがあるのでお時間いただけないか」という感じです。※口頭が緊張するならメールとかでもOKです
退職の2ヶ月前、業務の空き時間に伝えた
伝えるタイミングとしては、2ヶ月前ぐらいがベストです。
なぜなら、引き継ぎや有給消化などの期間も踏まえるとそれぐらいは必要だから。
ブラックすぎて今すぐ辞めたい!という状況なら、一応法的には2週間前に伝えておけば辞められます。
ただ、2週間だと引き継ぎや有給消化を考えるとどうしても間に合わないので、特別な理由がなければ2ヶ月ぐらいをみておきましょう。
事前に話し合いの時間をとってもらえるよう連絡しておけば、上司の手が空いたときに時間をとってくれます。
次の2点は「○月○日」と、具体的な日付を決めておきましょう。
- 退職日:会社の籍がなくなる日
- 最終出社日:退職日から有給日数を引いた日※籍はあるが有給で出社しないため
会社によっては退職時の有給消化はできないという謎ルールがあったりしますが、法的には可能なので、交渉してみましょう。※こじれるリスクはありますが、休みたいですよね…。
ポジティブな理由を伝えた
実際は会社の嫌なところが多々あったんですが、ポジティブに言い換えて伝えました。
今の仕事が向いてない → 新しいことにチャレンジしたい
給料が低い → 色んな経験をしてキャリアアップしたい
こんな感じ。上司はその会社に残るわけなので、ネガティブなことを言われていい気はしないですよね。
ポジティブな言い回しが思いつかないならぶっちゃけ嘘の理由でもいいと思います。
定番なのは、
- 家庭の事情(親の介護など)
- やりたいことがあるが現職ではできない
- 女性の場合は結婚など
など。どうしようもない理由であれば会社としても引き止めづらいです。
就職先を見つけておく
就職先を見つけておけば、かなり精神的に楽になります。退職で嫌な思いをしても、それはその一瞬だけだから。
辞めてしまえばそれ以降は関わることもないですからね。
「どうやって見つければいいの?」「内定をもらう自信がない…」という方は、転職エージェントを利用すれば内定率をぐっと上げることができます。
無料で利用でき、どのサイトも5分ぐらいで登録できます。2社以上を目安に登録しておくと求人の比較もできるのでおすすめ。
退職代行を使う
最終手段ですが、どうしても怖くて勇気がでないという人は、退職代行というサービスもあります。
こじれる可能性もあるのでぶっちゃけおすすめはしませんが、ブラックで退職を伝えたらなにをされるかわからないという場合はこういった選択肢があることも知っておくといいかなと。
- 退職代行J-NEXT:20,000円で業界最安値|退職できなかったら返金保証あり
- 退職代行ニコイチ:28,000円|業界14年の老舗、退職成功率100%の実績あり
- 退職代行ガーディアン:29,800円|労働組合法人のサポートで、難易度が高いケースでも退職可能
円満退職をするためのポイント5つ
せっかくなら円満に退職したいと思いますが、そのためにはいくつかポイントがあります。
- 会社への愚痴は言わない
- 繁忙期は避ける
- 退職日をしっかり相談しておく
- 引き継ぎや業務を最後までやりきる
- 退職を伝えたあとも普通に振る舞う
会社への愚痴は言わない
あなたが会社を辞めても残り続ける人もいるので、悪く言われると気分がよくないのは想像できるかと思います。
- 給料が低い&上がらない
- 上司が嫌いor苦手
- 今の会社は将来性がない
など、本音では思うところがあっても、言いたい気持ちを抑えましょう。言うデメリットの方が大きいかなと思います。
繁忙期は避ける
忙しい時期だと、
- 人手が足りなくなる
- 心の余裕がない
- 自分勝手だと思われる
などの理由で、トラブルになったり、退職を受け入れてくれない可能性が高くなります。
心に余裕があるタイミングの方が建設的な話し合いができますので。
ただ、「すでに転職時期が決まっている」「今を逃したらいつになるかわからない」という状況であれば仕方がないです。
なるべく繁忙期のなかでも落ち着いている時間帯を狙うなどの工夫が必要です。
退職日をしっかり相談しておく
具体的に、以下の内容を相談しておきましょう。
- 退職日は「○月○日」
- 有給は「○月○日から○月○日まで」
- 最終出社日は「○月○日」
会社としても退職の手続きがあるので、具体的なスケジュールを建てなければいけないからです。
繁忙期などの忙しい時期であれば、退職日の調整を希望されるかもですが、可能な範囲で応じてあげると感謝され、円満退職につながりますよ。
引き継ぎや業務を最後までやりきる
残される人からすれば引き継ぎはかなり重要でして、それが疎かになると業務に支障がでます。
実際、「辞めるからどうでもいい」という感じで適当に引き継ぎをしていた人がいたんですが、情報が足りずめちゃくちゃ迷惑だった経験があります。
また、退職が決まってから明らかにやる気がない&居眠りするという人もいたので、こうなると印象は最悪ですよね。
送り出す方も複雑な気持ちになるので、円満退職を望むなら最後まで責任をもって業務を行いましょう。
退職を伝えたあとも普通に振る舞う
「退職が決まったら気まずくなるかも…」と思うかもですが、意外に気にしているのは自分だけだったりします。
自分がそういう態度だと、相手もその態度につられてしまうので、いつもどおり振る舞いましょう。
実際、私が退職するまでの期間も、職場の人は普通に接してくれましたし、今思うと気にしすぎだったようです。
まとめ
仕事を辞めたいけど怖くて言えない気持ちは痛いほどわかります。ですが、先延ばしにしていると貴重な時間を消費して、後悔してしまいます。
実際私ももっと早く辞めればよかったと思いますし、いざ行動してみると意外にあっけなかったりします。
辞めるまではしんどいかもですが、辞めてしまえばもう関わることもないので大丈夫です。
あなたの人生を良くしていくためにも、今少し勇気を出すことも大切です。
まずは勇気を出して一歩でも行動してみましょう!